安全に関する注意事項
安全第一!
お客様の安全を常に考えています。SRAM製品を保守点検する際は、必ずゴーグルと保護手袋を着用してください。危険から身を守る!安全装備を忘れずに!
安全第一!
お客様の安全を常に考えています。SRAM製品を保守点検する際は、必ずゴーグルと保護手袋を着用してください。危険から身を守る!安全装備を忘れずに!
油圧ディスク・ブレーキ
取り付けを開始する前に、製品に付属している安全に関する記述を必ず読み、内容を理解してください。コンポーネントを間違って取り付けると、非常に危険な状態になり、その結果、重度または致命的な傷害を引き起こすことがあります。これらのコンポーネントの 取り付けに関して質問がある場合は、正規の自転車整備士にご相談ください。このマニュアルはwww.sram.comにも掲載されています。
1. 本マニュアルに記載された安全に関する手順に従ってください。これらの安全に関する手順に従わないと、自転車の走行中に重傷または死亡につながる事故を引き起こす危険性があります。
2. SRAM油圧ディスク・ブレーキは、1人乗りの自転車に使用するよう意図されています。複数のライダーが乗車するサイクリング機器用ではありません。
3. ホイールの取り付け、安全確認、メンテナンスは、専門の自転車整備士に依頼してください。
4. ブレーキは、自転車の安全にとって欠かせないパーツです。ブレーキの不適切な取り付けや使用は自転車のコントロールを損ね、重傷または死亡につながる事故を引き起こす危険性があります。ユーザー・マニュアルの手順に従って、適切に取り付けてください。
5. ディスク・ブレーキはリム・ブレーキに比べて優れた制動力を提供し、ブレーキ時に、より少ない力でホイールがロックアップします。ホイールのロックアップによりコントロールを失い、怪我をする場合があります。激しい走行を行う前に、ブレーキングのテクニックを平坦な場所で練習してください。
6. ブレーキングの有効性は、当社が関知できない多くの条件に左右され、それらには、自転車の速度、ブレーキの力、自転車の状態、乗り手の体重、天候、地形、その他のさまざまな要因が含まれます。常に走行をコントロールしてください。走行面が濡れている時には、停止までの時間が長くなります。事故の可能性を減らすため、ホイールのロックアップを避けてください。
7. 気温が -20°C (-4°F)を下回る環境でSRAMミネラル・オイル・ブレーキを使用する場合は、ブレーキの性能が落ちる可能性があることに注意してください。SRAMは、この気温以下でのライドには、SRAM DOTフルード油圧ブレーキ・システムを使用することを推奨しています。
8. SRAM ディスク・ブレーキはシステムとして設計されています。SRAM 社製以外のメーカーのブレーキ・コンポーネントを使用しないでください。
9. SRAM DOTフルード油圧ブレーキには、DOT 4またはDOT 5.1のブレーキ・フルードのみを使用してください。SRAMミネラル・オイル・ブレーキには、Maximaミネラル・ブレーキ・オイルのみを使用してください。他のフルードまたはオイルを使用するとシステムが損傷し、ブレーキを安全に使用できなくなります。
10. ブレーキ・フルードまたはオイルを、ブレーキ・パッドに接触させないでください。接触するとパッドが汚れ、交換が必要になります。
11. ブレーキ・フルードまたはオイルを、ローターに接触させないでください。接触した場合は、イソプロピル・アルコールでローターを拭いてください。
12. ローターのブレーキ面を素手で触れないでください。指の油脂が付着し、ブレーキ性能を低下させます。常に手袋を着用するか、スポークを持ちながらローターに関する作業を行ってください。
13. ディスク・ブレーキのローターまたはキャリパーを、使用後すぐに触らないでください。使用中に非常に熱くなるため、火傷をすることがあります。調節を行う前に、熱を冷ましてください。
10. SRAM油圧ディスク・ブレーキは、ラジアル・スポークのホイールには使用しないでください。
コイン型電池
誤って呑み込む危険性
この製品には、ボタン型電池またはコイン型電池が含まれています。
誤って呑み込むと 死亡または重症につながる危険性があります。
ボタン型電池またはコイン型電池を吞み込むと、早ければ 2時間で 体内に化学的熱傷をもたらす可能性があります。
新品の電池および使用済みの電池は、 子供の手の届かない場所に 保管してください。
電池を呑み込んだ、または体内に取り込んだと思われる場合は、 直ちに医師・医療機関による診察を受けてください。
明らかな症状は現れません
残念ながら、ボタン型電池またはコイン型電池が子供の食道につかえてしまったかどうかは確証が得られません。この状況では、明らかな症状が見られません。
子供は以下を催す場合があります:
咳、えずき、よだれが頻繁に出る
胃のむかつきやウイルス感染のように見える
体調が悪い
喉や腹を指さす
腹部、胸、喉に痛みがある
疲れていたり無気力だったりする
妙におとなしい、いつもよりスキンシップを求めてくる、または「普段と様子が異なる」
食欲がない、または食が細い、固形物を食べたがらない、または固形物を食べられない
痛みが出たり引いたりすることによって、これらの症状は異なったり、変動したりします。ボタン型電池またはコイン型電池を呑み込んだ場合に、具体的に現れる症状は、鮮血 (鮮やかな赤色) の吐しゃ (吐き出し) です。子供にこの症状が現れたら、直ちに医師による処置を仰いでください。明らかな症状が現れないため、形状が「平ら」なボタン型電池またはコイン型電池は、予備のものや、それら電池が含まれている製品も含めて、ご家庭において注意を怠らないことが大変重要です。
電池および充電器
リチウムイオン電池は有害です。これらの安全に関する手順に従わないと、電池または充電器を損傷する可能性があり、火災、化学的熱傷、電解質漏出を引き起こし、重傷または死亡につながる危険性があります。電池が破裂した場合は、直ちに消防署に連絡してください。可能な場合は、その他の電池を注意深くその場から取り去り、火災現場からすべての人を非難させ、水をかけて火を消し止めてください。
1. SRAM製の充電器とコードのみをお使いください。その他の充電器およびコードを使用すると、電池がオーバーヒートし、発火および/または破裂する危険性があります。強制放電、強制再充電、分解、超過加熱 (メーカーが指定した定格温度の超過) または焼却処分はしないでください。これらを行うと、放出、漏出、または破裂による怪我につながる可能性があり、化学火傷を生じる危険性があります。
2. 充電式電池は、SRAM純正の充電式電池のみと交換してください。充電式でない電池は、充電できません。
3. ユーザー・マニュアルで指定されたタイプの電池のみと交換してください。電池は両極(+と-)を正しい位置にして取り付けられていることを確認してください。古い電池と新しい電池、異なるブランドまたは種類の電池(アルカリ電池、炭素亜鉛電池、充電式電池など)を組み合わせて取り付けないでください。
4. 使用済みの電池は、取り外した後、地元自治体の諸規制に従って直ちにリサイクルまたは廃棄してください。決して子供の手の届く場所に置かないでください。電池は、決して家庭ゴミと一緒に廃棄したり、焼却したりしないでください。長期間使用していない電池は、装置から取り外し、地元自治体の諸規制に従って直ちにリサイクルまたは廃棄してください。
5. ユーザー・マニュアルで指定されている温度の範囲外で電池を使用しないでください。また、過度な高温や低温に電池をさらさないでください。直射日光の当たる場所または自動車内に電池を放置しないでください。
6. 火気の近くや静電気が生じる場所に電池または充電器を置かないでください。
7. 電池または充電器を改変したり、分解したりしないでください。電池または充電器を落とさないでください。落としたり損傷した電池または充電器は使用しないでください。損傷の兆候には以下のようなものがあります:変色、凹み、ひび、穴、液漏れ。
8. 電池は、湿気のある環境や濡れた場所で充電しないでください。充電中は水分および/または水に晒さないでください。プラグのあるパーツは、濡れているときに挿入または取り外しを行わないでください。電気ショックを引き起こす可能性があります。挿入前にプラグが乾いていることを確認してください。
9. 充電器または設備に取り付けた電池に、臭気および/または熱の発生、色および/または形の変化、電解物質の液漏れ、その他の異常の発生が見られる場合は、電池を取り付けたままにしないでください。何らかの異常に気付いたら、直ちに充電器または設備から電池を取り外してください。
10. 充電中は電池から目を離さないでください。充電が完了した電池を、充電器に接続したままにしないでください。電池は室温で保管し、電池カバーが提供されている場合は、保管時に装着してください。
11. ペーパークリップ、コイン、または鍵など、金属を電池の端子に接触させないでください。金属に触れると電池の端子が損傷し、短絡が生じる可能性があります。
12. 電池コンパートメントは、常に確実に閉めてください。電池コンパートメントが確実に閉まらない場合は、製品の使用を中止し、電池を取り外して、子供の手の届かない場所に保管してください。
13. SRAMコンポーネントに使用しているコイン型電池は、ユーザー・マニュアルまたは製品の説明に従って、CR2032またはCR1632コイン型電池のみと交換してください。電池は電圧が3Vのものに限ります。
新品の電池および使用済みの電池は、常に子供の手の届かない場所に保管してください。電池は窒息を引き起こす危険性があります。万が一呑み込んだ場合は、早ければ2時間で体内に化学的熱傷をもたらし、死亡につながる可能性があります。電池を呑み込んだ、または体内に取り込んだと思われる場合は、直ちに医師・医療機関による診察を受けてください。使用済みの電池であっても、重症または死亡につながる危険性があります。対処方法は、地元の中毒事故管理の担当部局にお問い合わせください。
皮膚を炎症する危険性
過度な使用や過酷な気温条件によって、電池が液漏れを起こす可能性があります。漏れ出た電解物質を目や皮膚に接触させないでください。接触してしまった場合は、直ちにきれいな水で洗い落し、医師の診断を受けてください。
このマニュアルは、各コンポーネントの取り付けから、ライドの準備が完了するまで、システムの取り付けを完全に説明するガイドです。マニュアルに説明されている順序を守って、取り付けと設定を完了してください。前のセクションを完了せずに、新しいセクションを開始しないでください。
お客様がご使用の製品 は、外観が本文書の画像とは異なる場合があります。'
AXSのコンポーネントは、他のAXSコンポーネントにのみ適合しています。適合性に関する情報は、AXSコンポーネントの適合性マップを参照してください。
このマニュアルで参照することが案内されている別のマニュアルについては、www.sram.com/serviceでご覧いただけます。
画面右上のアイコンをクリックすると、スクロール可能なドロップダウン・リストに、このマニュアルに記載されている色の凡例と全ツールおよび付属品リストが表示されます。
このマニュアルで使われる色や記号は、特定のアクションや手順に対応しています。それぞれの色や記号の詳しい説明は、ドロップダウンに表示されます。
フィルターの選択蘭にある各フィルターのドロップダウン・リストを使用します: ページの左上部にあるウインドウから、希望する言語、製品モデル・コード、製品の説明を選択できます。製品の説明コンテンツのフィルターは、さまざまです。
言語フィルター:まず希望する言語を選択します。新しい言語を選択すると、他に選択したフィルターがリセットされます。
言語フィルター以外のすべてのフィルター:言語フィルター以外のフィルターをリセットするには、Xをクリックします。
製品モデル・コードおよび仕様の詳細は、製品に表示されているシリアル番号で確認できます。モデル・コードは、モデル生産年に関連した製品タイプ、シリーズ名、モデル名、製品バー本の特定に使用できます。製品詳細は、スペア・パーツ、保守点検キット、潤滑油の適合性の特定に使用できます。
モデル・コードの例: RD-RED-E-E1
RD = 製品タイプ - リア・ディレイラー
RED = プラットフォーム/シリーズ - RED
E1 = バージョン - ( E - 第5世代、 1 - 第1版)
モデル・コードを特定するには、製品に記されているシリアル番号を探し出し、 www.sram.com/serviceにアクセスして「モデル名で検索」または「シリアル番号」フィールドにシリアル番号を入力してください。
お客様がご使用の製品は、外観がこのマニュアルの画像とは異なる場合があります。
画像とビジュアルは、概念をご理解いただく目的で表示しており、製品の設計、外観、性能とは異なる場合があります。
このマニュアルで参照することが案内されている別のマニュアルについては、sram.com/serviceでご覧いただけます。
コンポーネントに関する完全な保証ポリシーは、sram.com/en/service/warrantyをお読みください。
このマニュアルに使用されている商標に関する情報は、sram.com/website-terms-of-useに掲載されています。
アプリストアから無料で入手できるSRAM AXSアプリをダウンロードして、ご自分のSRAMアカウントを作成し、コンポーネントを追加して、SRAM AXSのエクスペリエンスをカスタマイズしてください。
アプリで利用できる主な機能は次のとおりです:
Bluetoothを介してコンポーネントをSRAM AXSアプリに接続できます。
複数のバイク・プロフィールを構築し、それらを自分専用にカスタマイズできます。
自転車のパフォーマンスと準備状態をモニターできます。
ご自分の乗車スタイルに合わせて、コンポーネントの動作をカスタマイズできます。
カスタマイズしたアクションを割り当てて、好みのコントロールを実現できます。
SRAM AXSアプリ内でコンポーネントをカスタマイズするには、すべてのAXSコンポーネントを 1つのシステムにペアリングする必要があります。AXSシートポストや AXSドライブトレインなど、複数のシステムをペアリングする手順は、_システムのペアリング_セクションを参照してください。
システムのパフォーマンスと適合性を最大限に引き出すため、必ず最新 バージョンのSRAM AXSアプリとコンポーネント・ファームウェアをインストールしてください。ファームウェアの更新は、 アプリで実行できます。
SRAMコンポーネントの交換とメンテナンスには、非常に特殊なツールおよびアイテムが必要です。当社では、SRAMコンポーネントの取り付けは、資格のあるSRAMディーラーに依頼することを推奨しています。
SRAMの電池を扱う前に、手と手袋を必ずきれいにしてください。日焼け止めや炭化水素洗浄剤が付着すると、バッテリーにひび割れが生じる可能性があります。
1. 電池から、電池カバーを取り外します。
2. 電池を充電器に取り付けます。充電器のLEDは、充電中は黄色に点灯し、完全に充電されると緑色に点灯します。
3. リリース・ボタンを下に押します。
4. 充電器から電池を取り外します。
充電に関する説明、電池のメンテナンス、運搬時のガイドラインについては、SRAMの電池および充電器ユーザー・マニュアルユーザー・マニュアルを参照してください。
保管条件: 気温は-40℃ から70℃まで、湿度は10%から85%まで
動作条件: 温度は-10℃ から40℃まで、湿度は0%から100%まで。
耐用年数: 5年
各コンポーネントの電池の充電レベルを、使用前と使用後に毎回確認してください。
自転車を運搬するとき、または長期間使用しないときは、SRAMディレイラーの電池を取り外し、ディレイラー電池ブロックを取り付けてください。電池を取り外さないと、意図せぬ動作および/または電池の消耗が生じる可能性があります。
電池を使用していないときは、電池に電池カバーを取り付けてください。電池の端子をカバーで覆わないと、電池が損傷する可能性があります。
1. 電池ラッチを開きます。
2. 電池ブロックを取り外します。
電池カバー(A)とコンポーネントの電池ブロック(B)は廃棄しないでください。
運搬中には、電池の消耗を防ぐため、電池を取り外し、ディレイラーの電池ブロックと電池カバーを取り付けてください。
電池とディレイラーの端子をカバーで覆わないと、端子が損傷する可能性があります。
3. フルに充電したSRAMの電池をディレイラー内に挿入します。
4. 電池ラッチを閉じます。
SRAMの電池は、フロントとリアのどちらの ディレイラーにも同じ方法で取り付けることができ、 互いに交換することも可能です。正しく取り付けると、 ラッチが所定の場所にカチッと収まります。
AXSボタンは、コンポーネントごとに、さまざまに異なる機能を有しています。次のページの表を使用して、それらの機能の違いを把握してください。各機能についての詳しい説明は、それぞれのセクションに記載されています。
押して放す | 2回押す | 押して保持 | シフトしながら押して保持 | |
---|---|---|---|---|
右シフター | パワーアップしたシフティングの有効化/ * | - | ペアリング | アウトボードのマイクロ調節 |
左シフター | パワーアップしたシフティングの無効化/ * | - | ペアリング | インボードのマイクロ調節 |
フロント・ディレイラー | インボードおよびアウトボードへのシフト/ * | - | ペアリング | - |
リア・ディレイラー | アウトボードへのシフト/ ペアリング・プロセスの終了/ * | インボードへのシフト | ペアリング(ペアリング・プロセスの開始) | - |
* = SRAM AXSアプリでコンポーネント検出機能を有効化
各AXSシステムには、ペアリング・セッションの開始と終了を司るマスター・コンポーネントが存在します。SRAM AXSの各コンポーネントは、マスター・コンポーネントであるリア・ディレイラーとペアリングする必要があります。ペアリングすることにより、シフト・コマンドを送信して各コンポーネントが通信できるようになります。
追加のAXSシステムは、既存のAXSシステムに組み合わせて、1つの統合システムを構築できます。AXSシステムを組み合わせるには、マスター・コンポーネントのいずれか1つとペアリングを開始してください。
1. リア・ディレイラー:Begin theペアリングsession at theリア・ディレイラー. AXSボタンを押して保持し、緑色のLEDがゆっくり点滅したら、ボタンを放します。
ペアリングのセッションは、30秒間何もしないとタイムアウトになります。
ステップ2~4は、どの順序で行ってもかまいません。
正しくペアリングされると、リア・ディレイラーのLEDとペアリングされたコンポーネントのLEDが素早く点滅します。
2. フロント・ディレイラー:フロント・ディレイラーのAXSボタンを押して保持し、緑色のLEDが素早く点滅したら、ボタンを放します。
3-4. 1つのシフターのAXSボタンを押して保持し、緑色のLEDが素早く点滅したら、ボタンを放します。他のシフターにも同じ手順を行います。
Reverb AXS XPLRまたはSRAMパワー・メーターが含まれている場合は、次のステップを行う前に、当該セクションを参照してください。
5. リア・ディレイラーのAXSボタンを押して放し、ペアリングのセッションを終了します。または、30秒待ってペアリングのセッションをタイムアウトさせます。緑色のLEDの点滅が止まります。
電池を取り外したり、 交換した場合には、ペアリングのプロセスを繰り返す必要は ありません。
何らかのコンポーネントの交換、追加、取り外しを行った場合は、ペアリングのプロセスを繰り返す必要が あります。
Aeroコンポーネントの説明は、eTap AXS BlipBoxおよびリモート・シフト・ボタン・ユーザー・マニュアルおよびeTap AXS Wireless Blipユーザー・マニュアルを参照してください。
Wireless Blipのペアリング
AXSシステムにWireless Blipをペアリングすると、ペアリングを行った順番に従って、各Blipにデフォルトで機能が割り当てられます。最初のBlipはアウトボード・シフトとして割り当てられ、 2番目のBlipはインボード・シフトとして割り当てられます。また両方のBlipを同時に押すと、フロント・ディレイラーがシフトします。Blipをこの順番(まずアウトボード、次にインボード)でペアリングすることによって、Wireless Blipセットが構築され、SRAM AXSアプリに表示されます。ペアリング時に割り当てられたすべてのデフォルト機能は、システムのペアリングが完了した後に、AXSアプリでカスタマイズできます。このWireless Blipは、最大4セットまで、同様の手順でペアリングが可能です。
パワー・メーターの詳しい情報については、sram.comを参照してください。
スパイダーベースのパワー・メーター・クランクセット: AXSボタンはありません。SRAM AXSアプリでシステムとペアリングする必要があります。
AXSボタン付きDUB-PWRスピンドル・パワー・メーター・クランクセット: DUB-PWRパワー・メーターをシステムにペアリングするには、DUB-PWRスレッドを取り外してAXSボタンを押す必要があります。以下のステップを行ってください。
1a. スライド・ロックをLED方向に押し込みます。
1b. 電池ホルダーのキャップを右に回します
1c 電池ホルダーを取り外します。
1d. 電池スレッドのAXSボタンを押して保持し、AXSのLEDが 素早く点滅したら、ボタンを放します。
電池スレッドの取り付けに時間がかかりすぎると、ペアリングがタイムアウトし、初めからやり直す必要があります。ペアリングが完了したら、電池ホルダーを取り付けます。「システムのペアリング」セクションのステップ5に進み、ペアリングを完了します。ステップ5が完了したら、ステップ1eに戻り、電池スレッドを取り付けます。
1e. 電池ホルダーの溝をクランク・スピンドルの溝に合わせ、電池ホルダーを取り付けます。
1f. 電池ホルダーを押し込み、キャップを左に止まるまで回します。スライド・ロックが解除され、電池スレッドがクランク・スピンドルにロックされます。
1. シートポストのAXSボタンを押して保持し、AXSのLEDが 素早く点滅したら、ボタンを放します。
「システムのペアリング」セクションのステップ5に進み、ペアリングを完了します。
SRAMのコンポーネントは 、ペダル動作またはペダル・アシスト動作(e-Bike/Pedelec)で推進力を得る自転車にのみ使用するよう設計されています。
SRAM AXSシステムは、Multi-shiftの機能がデフォルトでオンになっています。コンポーネントを損傷から保護し、保証を有効に保つため、SRAM AXSシステムがインストールされているe-Bike/Pedelecスタイルの自転車では、Multi-shiftの機能を必ずオフにしてください。
Multi-shiftの機能をオフにするには、SRAM AXSアプリでシステムのドライブトレイン設定を操作して行ってください。
SRAMの保証に関する全文は、www.sram.comに掲載されています。
ディレイラーを両方向にシフトさせ、システムがペアリングされていることを確認します。コマンドが送信されるとシフターのLEDが点滅し、コマンドが受信されて実行されるとディレイラーのLEDが点滅します。ディレイラーが反応しない場合は、ペアリングの過程をやり直してください。
最良のチェーンラインを提供するため、システムは、小さなチェーンリングと小さなコグの組み合わせにシフトすることはできません。ロックアウトされた組み合わせにシフトを試みると、リア・ディレイラーのLEDが赤色と緑色に点滅します。シフトのロジックに関する詳しい情報は、SRAM AXSアプリで参照してください。
1. 左のシフター・パドルを押すと、リア・ディレイラーが、より大きなコグへとインボードにシフトします。パドルを押して保持すると、複数回シフトします。
2. 右のシフター・パドルを押すと、リア・ディレイラーが、より小さなコグへとアウトボードにシフトします。パドルを押して保持すると、 複数回シフトします。
3. 両方のシフター・パドルを同時に押すと、フロント・ディレイラーがインボードまたはアウトボードに動きます。
SRAM AXSアプリを使用して、お使いのシステムのシフトのロジックを、ご自分用にパーソナライズしてください。'
リア・ディレイラーのAXSボタンを1回押して放し、ディレイラーをアウトボードに1ポジション動かすか、または2回押して、インボードに1ポジション動かします。
フロント・ディレイラーのAXSボタンを押して放し、ディレイラーをインボードまたはアウトボードに動かします。
シフターのインボード側上部にあるボーナス・ボタンを押して、リア・ディレイラーを動かします。ディレイラーのシフトのロジックは、シフター・パドルに一致しています。
SRAM AXSアプリを使用して、ボーナス・ボタンのシフトのロジックを変更できるほか、ANT+デバイス・コントロールを提供できます。
ひとたびSRAM AXSアプリで有効化しておけば、シフターのAXSボタンを使用して、パワーアップしたシフティング・モードの有効・無効を自在に選択できます。SRAM AXSアプリを使用して、お使いのシステムのシフトのロジックを、ご自分用にパーソナライズしてください。'
システムを再度ペアリングすると、パワーアップしたシフティング・モードは、デフォルト設定である'オフ'に戻ります。
右のAXSボタンを押して放し、パワーアップしたシフティング・モードを有効にします。
左のAXSボタンを押して放し、パワーアップしたシフティング・モードを無効にします。
カセット・ロックリング・ツールのスプラインが、カセットのロックチューブに完全に嚙み合っていなければなりません。XDRカセットに用いるスプラインは、最低7 mmの長さでなければなりません。コンポーネントの損傷を防ぐため、ガイド・ピンの付いたツールを使用してください。
締め付けた後に、カセットに横方向の遊びや動きがある場合は、SRAMディーラーまでお問い合わせください。
1. ドライバー・ボディを清掃し、ドライバー・ボディのスレッドにグリスを塗布します。
2. スプラインが噛み合って完全に収まるようにカセットをドライバー・ボディに取り付けます。内側に向けた圧をカセットに加えながら、ガイド・ピンの付いたツールを使用してカセットを締めます。
3. トルクレンチを使用して、カセットを締め付けます。
カセットがドライバー・ボディにつかえてしまうことを防ぐため、グリスは非常に重要です。ハブの ドライバー・ボディとカセットの接触面に土埃や汚れが付着していないことを確かめてください。
カセットを2~3回転させた後に回しずらくなる場合は、カセットがずれてクロス・スレッディングになっている可能性があります。カセットを緩めて、ドライバー・ボディに絞め直してください。
SRAM XDRカセットは、SRAM XDRドライバー・ボディ標準にのみ適合しています。
内部にホースをルーティングする油圧ブレーキの取り付けについては、SRAM Road HRDホースの短縮およびブリーディング・マニュアルを参照してください。
1. SRAM製のシフター・クランプとボルトのみをお使いください。
カーボン・ファイバー製のハンドルバーに取り付ける場合は、クランプの内側表面にフリクション・ペーストを塗布します。
事故の危険性
フリクション・ペーストを塗布しないと、クランプが滑り、事故を招いてライダーの重傷または死亡につながる危険性があります。
2. シフト・ブレーキ・レバーを ハンドルバーに取り付けます。
3. バイクを修理用スタンドまたは地面に平らに置き、ハンドルバーのシフターの角度を上げるか、または下げて、Sram REDの場合は、成形溝の底が地面と並行になるようにし、SRAM ForceおよびRivalの場合は、フード・カバーのアウトボード側にある3つのアライメント・ハッシュ・マークの真ん中のマークが地面と並行になるようにします。
4. 次に、シフターを回転させて、上部の成形溝、フード・カバーのインボード側が、 ハンドルバーの中心線に対して90度になるようにします。
これらの調節を行うことで、シフターは、人間工学的な快適さとコントールを実現するうえで理想的な開始点に設定されます。必要に応じて、好みに合った位置に調節してください。
5. フードのカバーを前に折って押さえ、シフターのクランプ・ボルトを締めます。フードのカバーを元に戻します。
事故の危険性
バー・テープを取り付ける前に、シフターに力を加えてシフターがバー上で動いたり回転したりしないことを確かめます。動きがある場合は、クランプ・ボルトを完全に2回転させて緩め、締め付けの手順をもう一度繰り返してください。
動きを完全に取り除かないと、乗車中にコントロールを損ね、怪我または死亡につながる危険性があります。
ローターの推奨サイズ(R=リア / F=フロント) (mm) ¹ |
---|
システムの重量(ライダー+自転車) | ロード、グラベル、シクロクロス ² | カーゴ/eカーゴ、eコミューター ³ | クロスカントリー ³ | トレイル ³ | ダウンヒル ³ |
---|---|---|---|---|---|
<140ポンド(63 kg) | 140 | 160 | 160 | 160 | 180 |
140~ 170ポンド(63~ 77 kg) | 140 R / 160 F | 160 R / 180 F | 160 R / 180 F | 160 R / 180 F | 180 |
170~ 200ポンド(77~ 91 kg) | 140 R / 160 F | 160 R / 180 F | 160 R / 180 F | 180 R / 200 F | 180 R / 200 F |
200~ 230ポンド(91~ 104 kg) | 160 | 180 | 180 | 180 R / 200 F | 180 R / 200 F |
230~ 260ポンド(104~ 118 kg) | 160 | 180 | 180 | 180 R / 200 F | 200 |
260~ 290ポンド(118~ 132 kg) | 160 R / 180 F | 180 | 180 | 200 | 200 |
290~ 320ポンド(132~ 145 kg) | 160 R / 180 F | 200 | 200 | 200 | 200 |
>320ポンド(145 kg) | 180 | 200 | 200 | 220 | 220 |
¹ ライディング・スタイルに合わない場合は、必要なブレーキ・パワーが得られるようにユーザーの判断でサイズを上下させてください。
² ロード、グラベル、シクロクロス -- 140 mmまたは180 mmのローターを取り付ける前に、フォークまたはフレームのメーカーが指定した仕様を参照してください。これらのローターのサイズは、多くのフォークおよびフレームとの適合性に制限があります。
³ E-Bike -- 該当するライディング・スタイルの欄を参照し、システムの重量に基づいてローターのサイズを選択してください。
ローターのタイプ | 使用用途 | 適合性 |
HS2 | MTB | SRAM MTBおよびロード・ブレーキ |
Paceline | ロード | SRAMロード・ブレーキのみ |
Centerline | すべてのライド・タイプ | SRAM MTBおよびロード・ブレーキ |
1. ローターを、先が細くなっている方から、ハブのスプラインに取り付けます。
2. Zippセンター・ロック・メカニズムをディスク・ローターに取り付け、ハブに回し入れます。
3. ロック・メカニズム・メーカーの使用説明書が指定するトルク値で締め付けます。ZippまたはSRAMのロックリングを使用している場合は、ロックリングを40 N·mのトルク値で締め付けます。40 N·mを超えないようにしてください。
1. ローターをハブから離れる方向に向けてレーザーでエッチングされた印に合わせ、スレッドロックを塗布した新しいローター・ボルトを取り付けます。
2. ローター・ボルトを交互に1回転ずつ回して締めます。
1. アクスルを取り付ける前に、スルー・アクスルのスレッドにグリスを塗布します。
2. スルー・アクスルとホイールをメーカーの使用説明書に従って取り外します。'
3. メーカーの使用説明書に従って、スルー・アクスルをドロップアウト内に締め付けます。'
XPLR AXSホイールの交換
取り付けとセットアップが終了したら、必要に応じてリア・ホイールを取り外し、再度取り付けることができます。ホイールの取り外しと取り付けを行うには、ディレイラーをオープン・モードにします。リア・アクスル・ボルトを締め付ける前に、ケージ・モード・ボタンをリリースし、ディレイラーをライド・モードに設定する必要があります。
スルー・アクスルを締め付ける前にディレイラーをライド・モードにしないと、ディレイラーが間違ったポジションに固定されてしまう可能性があります。
取り付けを行う前に、キャリパーの取り付けタイプ、フォークとフレームの規格、ローターのサイズ、適切な取り付け用ハードウェアを確認してください。www.sram.com/serviceに掲載されているMTBおよびRoadのディスク・ブレーキ・キャリパー取り付け仕様を参照してください。
適切な噛み合わせに必要となる正しい長さのボルトを選択してください。ボルトを正しく噛み合わせないまま自転車に乗ると、ブレーキが自転車から外れることがあり、事故を招いて、ライダーの大怪我または死亡につながる危険性があります。
ボルトオン・ブラケットを必要とするフォークやフレームの仕様では、キャリパーの構成に合わせてブラケットの向きを変えて取り付けます。
1. パッド・スペーサーをキャリパーから取り外します。
2. SRAM MTBおよびRoadのディスク・ブレーキ・キャリパー取り付け仕様を参照して、お使いのフォーク、フレーム、ローターの寸法に対するキャリパーの取り付け要件を確認してください。
ボルトオン・ブラケットを必要とするフォークとフレームの仕様に対しては、ブラケットを推奨されている向きにしてブレーキ・キャリパーに取り付けます。
3. ボルトを締めます。
キャリパーの取り付け、センタリング、締め付けは、ブラケット、ポスト、スペーサーの有無にかかわらず、すべてのフラットマウント・キャリパーとポストマウント・キャリパーで同じです。
1. キャリパーをフォークまたはフレームに緩めに取り付けます。
2-3. レバー・ブレードを繰り返し軽く(約2キロの握力で)握ってキャリパーのピストンをローターまで進めたら、レバー・ブレードを保持し、ボルトを軽く締めます。
4. ローターのいずれの側でも、ブレーキ・パッドが同じスペースになっていることを確認します。
5-6. ブレーキレバーを軽く(約 2キロの握力で)握って保持し、ボルトをトルク指定値で締めます。
ブレーキ・パッドがローターを擦る場合は、キャリパー・ボルトを緩め、キャリパーの位置を調節します。ステップ2~6の手順を繰り返します。
ブレーキ・パッドはキャリパーから均一に進まないことがあります。これは正常であり、ブレーキの性能には影響を与えません。
キャリパーのピストンは、潤滑油の塗布または清掃をしないでください。
SRAMパッド・スペーサーまたはローターを取り付けずに、ブレーキ・レバーを握らないでください。
ブレーキ・ホースの短縮とブリーディングについては、SRAM Road HRDホースの短縮およびブリーディング・マニュアルを参照してください。
ミネラル・オイルは使用しないでください。SRAM Road油圧ブレーキには、DOT 4または DOT 5.1のブレーキ・フルードのみを 使用してください。他のフルードは 使用しないでください。システムを損傷して ブレーキが安全に使用できなくなり、重傷および/または死亡につながる危険性があります。
DOTブレーキ・フルードはSRAM コンポーネントと塗装面を傷めます。フルードが コンポーネントまたは 塗装面に付着した場合は、直ちに拭き取り、水できれいにしてください。
1. リーチ調節器のカバーを、ブレーキ・レバーの前部から慎重にこじ開けます。カバーを開ける際に、カバーの留め具を損傷しないように注意してください。
2. リーチの調節:2.5 mmのヘクサ・レンチを使用し、リーチ調節器を左に回すと、レバーがバーに近づき、右に回すと、レバーがバーから遠ざかります。
ブレーキ・レバーとシフター・パドルが一緒に調節されます。
3. リーチ調節器のカバーを元の位置に取り付けます。
抵抗が感じられる場合は、リーチ調節器のチューニングを中断してください。調節器がいずれの方向であっても最終ポジションを越えてチューニングされると、リーチ調節機能が損傷する可能性があります。
コンタクト・ポイントの調節 (SRAM REDのみ):
1. フード・カバーを引いて折り曲げ、シフト・レバーの前部を露出します。
2. パッドがローターに作用するまでのレバーの動きの量を調節するには、2.5 mmのヘクサ・レンチを使用して、接触ポイント調節器を右に回してレバーの稼働総量を増加させるか、または左に回してレバーの稼働総量を減少させます。
コンタクト・ポイントの位置は4つ設けられており、調節器を回転させると3つのクリックによって、レバーの動きを最小および最大の位置に変更できます。
接触ポイント調節器を操作している間は、レバーを握らないでください。
3. フードのカバーを元の位置に戻します。
レバーの動きの最小および最大の位置に、停止点が設けられています。抵抗が感じられる場合は、コンタクト・ポイント調節器のチューニングを中断してください。調節器がいずれの方向であっても最終ポジションを越えてチューニングされると、コンタクト・ポイント調節機能が損傷する可能性があります。
'すべての新しいブレーキ・パッドとローターは、「ベッドイン」と呼ばれる慣らしの手順を経る必要があります。'この慣らしの手順は、最初の乗車前に行わなければなりません。これにより、どのような条件下のライドにも、最もパワフルで静かなブレーキング性能を一貫して発揮できるようになります。ベッドインの過程では、ブレーキ・パッドとローターが過熱し、ブレーキ・パッド素材が均一の層(転写層)を形成して、ローターのブレーキング面へと堆積します。この転写層がブレーキの性能を最大化します。慣らしの手順を紹介するビデオは、 SRAM:ディスク・ブレーキの慣らしの手順でご覧いただけます。
自転車を中程度の速度まで上げたら、歩行速度に落ちるまで、しっかりとブレーキをかけます。これを約20回繰り返します。
自転車をより高速で走らせたら、歩行速度に落ちるまで、非常に強くブレーキをかけます。これを約10回繰り返します。
毎回の操作ごとにブレーキの熱を冷ましてから、次のブレーキ操作に移るようにします。
ベッドイン(慣らし)手順を行った後、キャリパーを再び中央の位置に戻さなければならないことがあります。
事故の危険性
「ベッドイン」と呼ばれる慣らしの手順には、強いブレーキ操作が必要になります。ディスク・ブレーキの作動力と操作方法を習熟していなければなりません。ディスク・ブレーキの作動力と操作方法を習熟しないまま強力なブレーキ操作を行うと、事故を招き、重傷および/または死亡につながる危険性があります。ディスク・ブレーキの作動力と操作方法に不慣れな場合は、専門の自転車整備士に慣らしの過程を行ってもらう必要があります。
最適な結果を得るため、パッドを慣らす作業は、最初から最後まで自転車のサドルに座ったまま行ってください。パッドを慣らす作業中には、いかなる時点でも、ホイールをロックアップしないでください。
ボトム・ブラケット・シェルにイソプロピル・アルコールをスプレーして、清掃します。土埃、塗料、グリス、金属バリなどが、シェルに付着していてはなりません。最良の結果を得るため、フレームを専門の自転車整備士に見てもらってください。
ボトム・ブラケットがお使いのフレームのボトム・ブラケット・シェルに適合していることを、フレーム・メーカーに問い合わせて確認してください。
内部にルーティングするブレーキ・ホースにフィットさせる目的で、ボトム・ブラケットからセンター・チューブを取り外すことは、推奨されていません。ボトム・ブラケットの寿命を縮めてしまう可能性があります。
お客様がご使用の製品 'は、外観が本 文書の画像とは異なる場合があります。
1. フレーム・シェルの内側にグリスを塗布します。
2. ボトム・ブラケットを取り付ける準備をします。センター・チューブから左側のカップを取り外します。該当する場合は、左側のアウター・スペーサーを取り外します。右側のカップから右側のアウター・スペーサーを取り外します。
カップを取り付ける前に、左右のスペーサーが取り外されていることを確認してください。スペーサーを取り外さないと、ベアリングが損傷してしまいます。
1. 表に示されている場合は、内側・非ドライブ側のスペーサーを取り付けます。
2. 12ノッチ・エクスターナルタイプ用ボトム・ブラケット・ツールを使用して、非ドライブ側のカップをフレーム内に締め付けます。
3. スペーサーの表に示されているように、左の外側スペーサーを取り付けます。
4. 表に示されている場合は、内側・ドライブ側のスペーサーを取り付けます。
5. 12ノッチ・エクスターナルタイプ用ボトム・ブラケット・ツールを使用して、ドライブ側のカップをフレーム内に締め付けます。
6. スペーサーの表に示されているように、右の外側スペーサーを取り付けます。
BSA用の右側のカップのスレッドは、逆ネジです。
DUB BSAのスペーサー表
フレーム・シェルの インターフェイスおよび 幅(mm) | クランクセット | 外側左の スペーサー(mm) | 内側左の スペーサー(mm) | 内側右の スペーサー(mm) | 外側右の スペーサー(mm) |
---|---|---|---|---|---|
BSA (68) | ロード | - | - | - | 3 |
BSA (68) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
BSA (73) | ロード - ワイド | - | - | - | 3 |
1. ボトム・ブラケット・ベアリング・プレス・ツールまたはヘッドセット・プレスを使用し、ツール・メーカーの使用説明書に従って、左側のカップを非ドライブ側のフレーム内に取り付けます。'
2. 同様に、右側のカップについても取り付け、センター・チューブをドライブ側のフレーム内に取り付けます。
センター・チューブは、必ずボトム・ブラケット・シェルに平行に通してください。センター・チューブがフレームまたはケーブルに接触してはなりません。
3-4. クランクセットおよびボトム・ブラケットの表に従って、スペーサーを取り付けます。
DUB PressFit 30のスペーサー表
フレーム・シェルの インターフェイスおよび 幅(mm) | クランクセット | 外側左の スペーサー(mm) | 内側左の スペーサー(mm) | 内側右の スペーサー(mm) | 外側右の スペーサー(mm) |
---|---|---|---|---|---|
PressFit 30 (68) | ロード | - | - | - | 3 |
PressFit 30 (68) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
PressFit 30 (73) | ロード - ワイド | - | - | - | 3 |
PressFit 30 (73-A) | ロード | - | - | - | 3 |
PressFit 30 (73-A) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
PressFit 30 (79-A) | ロード | - | - | - | 3 |
PressFit 30 (79-A) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
PressFit 30 (83-A) | ロード - Ai | 6 | - | - | 9 |
DUB BB30のスペーサー表
フレーム・シェルの インターフェイスおよび 幅(mm) | クランクセット | 外側左の スペーサー(mm) | 内側左の スペーサー(mm) | 内側右の スペーサー(mm) | 外側右の スペーサー(mm) |
---|---|---|---|---|---|
BB30 (68) | ロード | - | - | - | 3 |
BB30 (68) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
BB30 (73) | ロード - ワイド | - | - | - | 3 |
BB30 (73-A) | ロード | - | - | - | 3 |
BB30 (73-A) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
BB30 (83-A) | ロード - Ai | - | - | - | 4.5 |
DUB PressFitのスペーサー表
フレーム・シェルの インターフェイスおよび 幅(mm) | クランクセット | 外側左の スペーサー(mm) | 内側左の スペーサー(mm) | 内側右の スペーサー(mm) | 外側右の スペーサー(mm) |
---|---|---|---|---|---|
PressFit (86.5) | ロード | - | - | - | 3 |
PressFit (86.5) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
1. 16ノッチ・エクスターナルタイプ用ボトム・ブラケット・ツールを使用して、非ドライブ側のカップをフレーム内に締め付けます。
2. スペーサーの表に示されているように、左の外側スペーサーを取り付けます。
3. 16ノッチ・エクスターナルタイプ用ボトム・ブラケット・ツールを使用して、ドライブ側のカップをフレーム内に締め付けます。
4. スペーサーの表に示されているように、右の外側スペーサーを取り付けます。
DUB T47のスペーサー表
フレーム・シェルの インターフェイスおよび 幅(mm) | クランクセット | 外側左の スペーサー(mm) | 内側左の スペーサー(mm) | 内側右の スペーサー(mm) | 外側右の スペーサー(mm) |
---|---|---|---|---|---|
T47 (68) | ロード | - | - | - | 3 |
T47 (68) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
T47 (77-A) | ロード | - | - | - | 3 |
T47 (77-A) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
T47 (85.5) | ロード | - | - | - | 3 |
T47 (85.5) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 5.5 |
1. ボトム・ブラケット・ベアリング・プレス・ツールまたはヘッドセット・プレスを使用し、ツール・メーカーの使用説明書に従って、左側のカップを非ドライブ側のフレーム内に取り付けます。'
2. 付属のBB386取り付けツールを使用して、右側のカップとセンター・チューブをドライブ側のフレーム内に取り付けます。
センター・チューブは、必ずボトム・ブラケット・シェルに平行に通してください。センター・チューブがフレームまたはケーブルに接触してはなりません。
3. BB386取り付けツールを取り外します。
4. 表に従ってスペーサーを取り付けます。
DUB BB386のスペーサー表
フレーム・シェルの インターフェイスおよび 幅(mm) | クランクセット | 外側左の スペーサー(mm) | 内側左の スペーサー(mm) | 内側右の スペーサー(mm) | 外側右の スペーサー(mm) |
---|---|---|---|---|---|
BB386 (86.5) | ロード | - | - | - | 2 |
BB386 (86.5) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 4.5 |
1. 12ノッチ・エクスターナルタイプ用ボトム・ブラケット・ツールを使用して、ドライブ側のカップをフレーム内に締め付けます。
2. スペーサーの表に示されているように、左の外側スペーサーを取り付けます。
3. 12ノッチ・エクスターナルタイプ用ボトム・ブラケット・ツールを使用して、非ドライブ側のカップをフレーム内に締め付けます。
4. スペーサーの表に示されているように、右の外側スペーサーを取り付けます。
Italian用の左右のカップのスレッドは、右ネジです。
DUBイタリアンのスペーサー表
フレーム・シェルの インターフェイスおよび 幅(mm) | クランクセット | 外側左の スペーサー(mm) | 内側左の スペーサー(mm) | 内側右の スペーサー(mm) | 外側右の スペーサー(mm) |
---|---|---|---|---|---|
イタリアン(70) | ロード | - | - | - | 2 |
イタリアン(70) | ロード - ワイド | 2.5 | - | - | 4.5 |
1. スピンドルの示されたエリアにグリスを塗布します。
2. 非ドライブ側のクランク・アームとスピンドルを、ボトム・ブラケットに取り付けます。スピンドルを取り付ける際は、左および右のボトム・ブラケット・カップ内のパッキン押さえに、青色のO-リングが取り付けられたままになっていることを確かめてください。
3. ドライブ側のクランク・アームをスピンドルに取り付けます。
4. 8 mmのヘクサ・ビット・ソケットを取り付けたトルク・レンチを使用して、クランクアームのボルトを54 N·mのトルク値で締めます。
5. ゴム製またはプラスチック製のマレットで、ドライブ側のクランクアームを叩き、正しい位置に完全に収めます。
6. プリロード調節器を、止まるまで、またはベアリング・シールドに接触するまで+の方向に回し、システムから遊びを取り除きます。
7. 2 mmのヘクサレンチを使用して、調節器の端が触れるまで、ボルトを締めます。
プリロード調節器の締め付けに、ボールエンド型のヘクサ・レンチは使用しないでください。
プリロード調節器は締め過ぎないでください。ベアリングを損傷する可能性があります。ボルトは締め過ぎないでください。上端が触れている限り、調節器にギャップがあっても構いません。
8. クランク・アームを前後に揺すって、クランクセットの遊びを確認します。
クランクセットに遊びがある場合は、クランク・アームを取り外し、スピンドルにさらにグリスを塗布してください。プリロード調節器を止まるまで、+の印とは逆方向に回します。遊びがなくなるまで、取り付け手順を繰り返してください。
9. クランクアームのペダル・スレッドにグリスを塗布します。
10. クランクアームとペダルの間にワッシャーを取り付けます。
11. ペダル・メーカーがトルク値を指定していない場合は、ペダルのシャフトを54 N·mのトルク値で締めます。
非ドライブ側のペダル・ボアは、逆ネジです。
ペダル・シャフトのスレッドが、クランク・アームの裏側に突き出ていないことを確認してください。シャフトが露出している場合は、ペダルを使用しないでください。フレームまたはチェーンに接触し、事故につながる危険性があります。
フロントディレイラーの取り付けは、SRAM RED AXS、SRAM Force AXS、およびSRAM Rival AXSにおいて、同じ手順で行うことができます。SRAM RED AXSには取り付け穴が2つあり (AおよびB)、SRAM Force AXS とSRAM Rival AXSでは取り付け穴は1つ (A)です。
この説明ではSRAM RED AXSフロント・ディレイラーの画像を使用しています。
1. フロント・ディレイラーをブレイズオンに 位置させ、取り付けられているチェーンリングのサイズに基づいて、ワッシャーとディレイラー・ボルトを適切な固定穴に取り付けます。
SRAM RED、Force、およびRival - 46/33、48/35、および50/37チェーン・リング: ディレーラー・ボルトを、高い位置の固定穴 "A"に取り付けます。
SRAM REDのみ - 52/39、54/41、および56/43チェーン・リング: ディレーラー・ボルトを、低い位置の固定穴 "B"に取り付けます。アライメントのセクションの指示どおりに適切な高さが得られない場合は、高い位置の固定穴を使用して、ステップ1~ 2の手順を繰り返してください。
52/39、54/41、および56/43チェーン・リングを使用する場合は、ブレイズオン・シムを取り付ける必要があります。
2. *ディレイラーが滑り落ちない程度に、ディレイラー・ボルトを締めます。
3. ディレイラーがアウトボードのポジションにあることを確認します。インボードのポジションにある場合は、AXSボタンを1回押して、ディレイラーをアウトボードにシフトしてください。
4. ディレイラーがブレイズオンで支障なく動くように、固定ボルトを緩めます。
フロント・ディレイラー・セットアップ・ツールをお持ちの場合は、" セットアップ・ツールを使用したディレイラーの取り付け"セクションに進んでください。お持ちでない場合は、" セットアップ・ツールを使用しないディレイラーの取り付け"セクションに進んでください。
1. クランプにフリクション・ペーストを塗布します。
2. クランプをフレームに位置させます。
3. *クランプが滑り落ちない程度に、クランプ・ボルトを締めます。
4. フロント・ディレイラーをクランプに位置させます。
5. ディレイラーのボルトを締めます。
フロント・ディレイラー・セットアップ・ツールをお持ちの場合は、" セットアップ・ツールを使用したディレイラーの取り付け"セクションに進んでください。お持ちでない場合は、" セットアップ・ツールを使用しないディレイラーの取り付け"セクションに進んでください。
最良のシフト性能を得るため、フロント・ディレイラーの取り付けは、以下の適切なFDセットアップ・ツールを使用して行うことを強くお勧めします:
46T~ 50Tのチェーンリング (TL-FDT-CA-A2): 00.7618.179.000 AM FD E1 AXS 46T-50T SET UP TOOL
52T~ 56Tのチェーンリング (TL-FDT-PCA-A2): 00.7618.181.000 AM FD RED AXS 52T-56T SET UP TOOL
フロント・ディレイラーの取り付けを始める前に、リア・ディレイラーを最も遠いインボードのポジションへとシフトします。
フロント・ディレイラーの取り付けと調節を行う前に、リア・ディレイラーが最も遠いインボードのポジションにあることを確認してください。
1. ディレイラーをブレイズオンの上部まで上げます。
2. セットアップ・ツールを大きなチェーンリングに取り付け、チェーリングにぴったりと付くようにします。
3. セットアップ・ツールがディレイラーケージの下に来るまで、クランクを左に慎重に回転させます。
4. アウター・ケージがセットアップ・ツールに接触し、アウター・ケージとセットアップ・ツールの間に隙間がなくなるまで、フロント・ディレイラーを下げます。
5. フロント・ディレイラーを回転させて、ディレイラーのリア・ガイド・マークを、セットアップ・ツールのリア・ガイド・マークに揃えます。
6. ディレーラー・ボルトを手で締めて、ディレイラーを正しい位置に保持します。
7. ディレイラーのフロント・ガイド・マークが、セットアップ・ツールのフロント・ガイド・マークに揃っていることを確認します。
ガイド・マークの位置が揃っている場合は、ステップ14に進んでください。揃っていなければ、フロント・ディレイラーのアライメント作業を引き続き行います。
8. ハイ・リミット・ネジ*(H)を調節して、フロント・ガイド・マークの位置を揃えます。ネジを右に回すとディレイラーはインボードに動き、左に回すとディレイラーはアウトボードに動きます。フロント・ガイド・マークの位置が揃ったら、リア・ガイド・マークを再度確認します。
*ハイ・リミットはアウトボード・リミットとも呼ばれます。
9. リア・ガイド・マークのアライメントを確認します。
10. リア・ガイド・マークの位置がずれてしまっている場合は、ディレイラー・ボルトを緩めます。
11. リア・ガイド・マークの位置が揃うまで、ディレイラーを回転させます。
12. ディレイラーのボルトを締めます。
13. ディレイラーのフロントとリアのガイド・マークが両方ともセットアップ・ツールに揃うまで、ステップ7~12を繰り返します。これは反復プロセスであり、各サイクルを経るごとにディレイラーが正しい位置に揃っていきます。
14. すべてのガイド・マークの位置が揃ったら、ディレイラー・ケージのテールを所定の位置に押さえて保持し、ディレイラーのボルトを締めます。締め終わるまでディレイラーが動かなかったことを確認します。
ディレイラーのボルトを締め付ける際にディレイラーが動く場合は、ボルトを緩め、必要であればアライメントを修正して、締め付け手順を繰り返してください。
15. クランクセットを右に回してツールをディレイラーのケージから分離します。
16. ツールをチェーンリングから取り外します。
ブレイズオン・マウントのフロント・ディレイラーを取り付けている場合は、"フロント・ディレイラー・ブレイズオンのサポート・ウェッジ"セクションに進んでください。そうでない場合は、"リア・ディレイラーおよびチェーンの取り付け"セクションに進んでください。
最良のシフト性能を得るため、フロント・ディレイラーの取り付けは、以下の適切なFDセットアップ・ツールを使用して行うことを強くお勧めします:
46T~ 50Tのチェーンリング (TL-FDT-CA-A2): 00.7618.179.000 AM FD E1 AXS 46T-50T SET UP TOOL
52T~ 56Tのチェーンリング (TL-FDT-PCA-A2): 00.7618.181.000 AM FD RED AXS 52T-56T SET UP TOOL
フロント・ディレイラーの取り付けを始める前に、リア・ディレイラーを最も遠いインボードのポジションへとシフトします。
フロント・ディレイラーの取り付けと調節を行う前に、リア・ディレイラーが最も遠いインボードのポジションにあることを確認してください。
1. フロント・ディレイラーがアウトボードのポジションにあることを確認します。
2. 側面から水平に見た際に、最も高いチェーンリングの歯がセットアップ・ライン内に来るように、ディレイラーを 調節します。
3. ディレイラーのガイドマークが大きなチェーンリングに合うように、フロント・ディレイラーを回転させます。
4. ディレイラーをインボードのポジションにシフトするには、フロント・ディレイラーのAXSボタンまたはシフト・パドルを使用してください。
5a-5b. アウター・ケージ・プレートが大きなチェーンリングの真上に来るまで、ロー・リミット・ネジ(L)を調節します。
6. 大きなチェーンリングの最も高い歯の先と、アウター・ケージ・プレートの下部の端との隙間を計測します。この隙間は1~2 mmでなければなりません。適切な高さが得られない場合は、高い位置の固定穴を使用して、ステップ3~6の手順を繰り返してください。
フロント・ディレイラーのリミットは、チェーンを取り付けた後に設定します。
7. フロント・ディレイラーの最終的な高さが決定し、ケージが大きなチェーンリングに正しく揃うように調節されたら、ディレイラー・ボルトまたはクランプ・ボルトを締めます。締め終わるまでディレイラーが動かなかったことを確認します。
8. ディレイラーをアウトボードのポジションにシフトさせます。
ブレイズオン・マウントのフロント・ディレイラーを取り付けている場合は、"フロント・ディレイラー・ブレイズオンのサポート・ウェッジ"セクションに進んでください。そうでない場合は、"リア・ディレイラーおよびチェーンの取り付け"セクションに進んでください。
ウェッジは、フロント・ディレイラーのブレイズオン・マウント(直付け)を補強します。シフティングの機能とパフォーマンスを向上させるため、ウェッジの使用を強く推奨します。
ウェッジには3種類のサイズが用意されています。お使いのフレームに最適なウェッジを選択してください。
ウェッジがリア・タイヤに接触しないことを確認してください。リア・タイヤがウェッジまたはウェッジのボルトに接触する場合は、ウェッジは使用しないでください。
注意:フロント・ディレイラー内にウェッジがあらかじめ取り付けられていない場合は、ウェッジの交換と取り付けセクションに進んでください。
1. ウェッジのネジを多少緩めて、(2)ウェッジを自転車の前方向にスライドさせ、フレームまたはブレイズオンに軽く触れるようにします。
ウェッジを自転車のフレームに接触させることができない場合、またはウェッジがタイヤに接触する場合は、ウェッジの交換と取り付けセクションに進んでください。
3. ウェッジのネジを締めます。締め付け中にディレイラーが動かなかったことを確認します。
4. ウェッジがフレームまたはブレイズオンにしっかりと接触していることを確認します。
5. フロント・ディレイラーのガイド・マークがチェーンリングに合っていることを確認します。ガイド・マークの位置がずれてしまっている場合は、ウェッジが押し過ぎられてしまった可能性があります。ウェッジのボルトを緩め、ウェッジをディレイラーから動かして離し、ウェッジの取り付け手順を繰り返してください。
このセクションの作業は、フロント・ディレイラーにウェッジがあらかじめ取り付けられていない場合にのみ、または、あらかじめ取り付けられているウェッジ(A2)がお使いのフレームにフィットしない場合にのみ、行ってください。
1. 既存のウェッジをディレイラーから取り外します。
2. ウェッジは、ディレイラーを動かさずに、フレームまたはブレイズオンとディレイラーの間のギャップにきちんとフィットするものを選択してください。
3. ウェッジ・ナットを上図のようにスロット内で前にスライドさせます。
4. ウェッジとウェッジ・ナットをディレイラーに取り付け、ウェッジ・ボルトを緩めに締めます。
5. タブがディレイラー本体の下部に接触するようにウェッジを調節します。
6. ウェッジを自転車の前方向にスライドさせて、フレームまたはブレイズオンに軽く触れるようにします。
7. ウェッジのネジを締めます。締め付け中にディレイラーが動かなかったことを確認します。
8. ウェッジがフレームまたはブレイズオンにしっかりと接触していることを確認します。
9. フロント・ディレイラーのガイド・マークがチェーンリングに合っていることを確認します。ガイド・マークの位置がずれてしまっている場合は、ウェッジが押し過ぎられてしまった可能性があります。ウェッジのボルトを緩め、ウェッジをディレイラーから動かして離し、ウェッジの取り付け手順を繰り返してください。
ウェッジによってディレイラーの位置がずれないようにしてください。シフティングの機能に影響を与えます。
1. ディレイラー・ハンガーの溝にグリスを薄く塗布します。
リア・ディレイラー・ハンガーのアライメント・ツールを使用して、ディレイラー・ハンガーが真っすぐであることを確認します。
曲がったディレイラー・ハンガーは、シフティング性能に影響を与えます。
2. リア・ディレイラーを最も小さなコグへとアウトボードにシフトします。ディレイラーをシフトするには、ディレイラーのAXSボタンまたはシフター・パドルを使用してください。
最良のチェーンラインを提供するため、システムは、小さなチェーンリングと小さなコグの組み合わせにシフトすることはできません。ロックアウトされた組み合わせにシフトを試みると、リア・ディレイラーのLEDが赤色と緑色に点滅します。シフトのロジックに関する詳しい情報は、SRAM AXSアプリで参照してください。
3. リア・ディレイラーをディレイラー・ハンガーに取り付けます。
4. ディレイラーのボルトを締めます。
ディレイラーを手で無理に、インボードまたはアウトボードに動かさないでください。ディレイラーを手で無理に動かすと、モーターに損傷が生じる可能性があります。
B調節ワッシャーとディレイラー・ハンガーの間に隙間がないことを確かめてください。隙間があると、シフティングの性能に支障を及ぼす可能性があります。
事故の危険性
チェーンのサイズを正しく設定しないか、または正しく接続しないと、チェーンの損傷もしくは事故を招き、ライダーの重傷および/または死亡につながる危険性があります。
1. 大きなチェーンリングと最も大きなカセット・コグにチェーンを巻きます。この際、平らな端がチェーンリングとカセットから逆になるようにします。
2. 2xシステム:チェーンが重なり始める部分にインナー・リンクとアウター・リンクを1つずつ追加します。
1xシステム:チェーンが重なり始める部分にインナー・リンクとアウター・リンクを2つずつ追加します。
13速のXPLR AXSを含むフル・マウントのリア・ディレイラーに対しては、チェーン長の調節方法が異なります。「準備 - XPLR」セクションを参照し、具体的なチェーン長の情報を確認してください。
3. チェーンを切断します。
承認されているチェーン・ツールの一覧は、Eagle、Flattopおよび11速チェーンに適合するツールの適合性マップを参照してください。
4. チェーンを、最も小さなカセット・コグに配置します。リア・ディレイラーのプーリーを通し、かつケージ内のタブの上にくるようにチェーンをルーティングします。
5. チェーンの両端を引き寄せ、PowerLockを取り付けます。
6. PowerLockのコネクター・リンクを両側から押し入れます。
PowerLockの取り付けにチェーン・リンク・プライヤーを使用しない場合は、ステップ9に進んでください。
7. それぞれのPowerLockの位置が、きちんと揃って正しく噛み合っていることを確認します。
8. チェーン・リンク・プライヤーを使用して、PowerLockをロックします。
PowerLockは1度しか使用できないように作られています。PowerLockは、チェーン・リンク・プライヤーのみで取り外すことができ、再度使用することはできません。新しいチェーンを取り付けるたびに、新しいPowerLockを使用してください。PowerLockを再度使用すると、チェーンが破損して 事故を引き起こす危険性があります。
9. PowerLockがチェーンステイの上に来るまで、クランクを回転させます。
10. それぞれのPowerLockの位置が、きちんと揃って正しく噛み合っていることを確認します。
11. リア・ブレーキをかけ(11a)、クランクアームをしっかりと下に押して(11b)、PowerLockをロックします。PowerLockがきちんとロックされると、カチッと収まる音と感触がします。
12. PowerLockが自由に動くことを手で確認します。
PowerLockは1度しか使用できないように作られています。PowerLockは、チェーン・リンク・プライヤーのみで取り外すことができ、再度使用することはできません。新しいチェーンを取り付けるたびに、新しいPowerLockを使用してください。PowerLockを再度使用すると、チェーンが破損して 事故を引き起こす危険性があります。
リア・ディレイラーを2番目に大きなコグへとインボードにシフトさせます。
1a-1b. マイクロシフトを使用してリア・ディレイラーを調節し、アッパー・プーリーをコグの中心に合わせます:
シフト・パドルを内側に押しながら(1b)、シフターAXSボタンを押して保持します(1a)。左のシフターはディレイラーをインボードに調節し、右のシフターはディレイラーをアウトボードに0.25 mm調節します。
リア・ディレイラーに動きがないように見えるかもしれません。ディレイラーのLEDが点滅するのを見て、調節が行われたことを確認します。
1. フロント・ディレイラーを最も大きなチェーンリングに、リア・ディレイラーを最も大きなコグへとシフトさせます。
2. チェーン・ギャップ調節ゲージをアッパー・プーリーに設置します。両サイドタイプのゲージの場合は、"「Max 33T/Max 36T」"の側を上に向け、ゲージの上半分が最も大きなコグの後ろ側にくるようにツールを位置させます。
3. アッパー・プーリーと最も大きなコグの一番高い歯との間に適切な隙間ができるまで、B調整ネジを回します(上の表を参照)。ツールを取り外します。
リア・ディレイラーの位置をMicroAdjustでファイン・チューニングし、リア・ディレイラーのシフト性能を最大限に発揮できるようにして、不要なきしみ音を取り除きます。
シフト・パドルを内側に押しながら(1b)、シフターAXSボタンを押して保持します(1a)。左シフターを使用してディレイラーをインボードに調節し、インボード・コグへのシフティングを改善します。右シフターを使用してディレイラーをアウトボードに調節し、アウトボード・コグへのシフティングを改善します。
リア・ディレイラーに動きがないように見えるかもしれません。LEDの点滅に注目し、調節動作が行われたことを確認します。
1. リア・ディレイラーが最も大きなコグにあることを確認します。
2. ロウ・リミット・ネジ(L)をリア・ディレイラーのインナー・リンクに軽く触れるように調節します。
3. リア・ディレイラーを最も小さなコグへとアウトボードにシフトします。
4. ハイ・リミット・ネジ(H)をリア・ディレイラーのインナー・リンクに軽く触れるように調節します。
チェーンを最も大きなコグにシフトさせ、チェーン・ギャップ調節ゲージを取り付けます。
アッパー・プーリーと最も大きなコグの最も高い歯との隙間が、お使いのカセットのサイズに対して正しい値になっていることを確認します。正しくない場合は、お使いのリア・ディレイラーに対するチェーン・ギャップ調節のセクションに記載されている手順を繰り返してください。
調節ゲージを取り外します。
ハイ・リミット・ネジを設定する際には、フロント・ディレイラーはアウトボードのポジションでなければなりません。インボードのポジションにあるときにフロント・ディレイラーのハイ・リミット・ネジを調節すると、ディレイラーを恒久的に損傷する可能性があります。
ハイ・リミット・ネジは逆ねじです。
1. リア・ディレイラーを最も小さなコグへとアウトボードにシフトします。
フロント・ディレイラーがアウトボードのポジションにあり、チェーンが大きなチェーンリングと最も小さなリア・コグに位置していることを確認します。
2. ハイ・リミット・ネジを調節し、アウター・ディレイラー・プレートの内側とチェーンとの隙間が 0.0~0.5 mmになるようにします。
3. チェーンを小さなチェーンリングと最も大きなリア・コグにシフトさせます。
4. ロウ・リミット・ネジを調節し、インナー・ディレイラー・プレートの内側とチェーンとの隙間が 0.0~0.5 mmになるようにします。
以下のいずれのファイン・チューニングのステップを行う場合も、クランクアームの隙間に関するセクションの説明に従って、クランクアームとフロント・ディレイラー・ケージとの間の隙間を確認する必要があります。
大きなチェーンリングにシフトするときに、チェーンがアウトボードにドロップする場合:フロント・ディレイラーをアウトボードのポジションにして、ハイ・リミット・ネジを最大8分の1回転まで、右に回します。チェーンがチェーンリングからドロップしなくなるまで繰り返します。
52/39、54/41、および56/43チェーン・リング: アウトボードのチェーン・ドロップが起こり続ける場合は、ブレイズオン・シムを取り付けて(または取り外して)、 フロント・ディレイラーの取り付け手順を繰り返し、アライメントと調節具合を確認します。
小さなチェーンリングから大きなチェーンリングへのシフティングがスムーズにできない場合:フロント・ディレイラーをアウトボードのポジションにして、ハイ・リミット・ネジを最大8分の1回転まで左に回し、シフティングをチェックします。小さなチェーンリングから大きなチェーンリングへのシフティングがスムーズになるまで、繰り返します。
小さなチェーンリングにシフトするときに、チェーンがインボードにドロップする場合:フロント・ディレイラーをインボードのポジションにして、ロウ・リミット・ネジを最大8分の1回転まで右に回します。チェーンがチェーンリングからドロップしなくなるまで繰り返します。
大きなチェーンリングから小さなチェーンリングへのシフティングがスムーズにできない場合:フロント・ディレイラーをインボードのポジションにして、ロウ・リミット・ネジを8分の1回転、左に回して、再度確認を行います。大きなチェーンリングから小さなチェーンリングへのシフティングがスムーズになるまで、繰り返します。
アウトボード・シフトの最中に、フロント・ディレイラーは、チェーンが大きなチェーンリングへと移動できるように一時的にオーバーシフトし、その後、インボードへと最終のポジションに動きます。最も大きなオーバーシフトは、リア・ディレイラーが最もインボードにあるときに起こります。
アウトボード・シフトの最中に、ケージが一時的に最もアウトボードにオーバーシフトしたポジションにあるとき、クランクアームの内側表面とフロント・ディレイラー・ケージとの間に、隙間があることを確認してください。適切な隙間がないと、クランクアームがフロント・ディレイラーを損傷する可能性があります。正しく調節されたフロント・ディレイラーは、クランクアームに接触しません。
フロント・ディレイラーの取り付け、フロント・ディレイラーの調節、およびフロント・ディレイラーのファイン・チューニングの各セクションの説明に従って、フロント・ディレイラーのセットアップをチェックします。またはロード・フレームのフィット仕様を参照してください。
以下は、SRAM RED XPLR AXSディレイラーの取り付けに関する完全なガイドです。ここで示された順番に従って取り付けを完了する必要があります。
XPLR AXSディレイラーの取り付けは、以下の手順で進めます。
1. UDHの取り外し
2. XPLR AXSディレーラーの取り付け
3. フル・マウント・チェーンの長さの調節および取り付け
既に取り付けられているコンポーネントが適合しており、正しく取り付けられている場合は、それらのコンポーネントを XPLR AXSシステムで使用できる場合があります。詳細は、sram.com/serviceに掲載されているSRAM AXSコンポーネントの適合性マップを参照してください。
このシステムは、ユニバーサル・ディレイラー・ハンガー(UDH)の仕様を採用して設計され、必要なすべてのクリアランス(隙間)が正しく確保されている自転車にのみ適合します。適合するフレームに関する詳細は、www.sram.com をご覧ください。
ケージ・モード
ケージ・モード・ボタンを使用して、ディレイラー・ケージをさまざまなモードに設定します。
オープン・モード:リア・ホイールの取り外しと取り付けを行うため、ディレイラー・ケージが完全に伸張します。
セットアップ・モード:ケージをKey Lineに合わせるため、ディレイラー・ケージがわずかに伸張します。
ライド・モード:ケージ・モード・ボタンが押されておらず、ディレイラー・ケージがアンロックされ、かつ伸張されません。
このセクションでは、取り付けに向けたチェーンとディレイラーの準備について説明します。次の "コンポーネントの設置" セクションに進むまで、コンポーネントをフレームに取り付けないでください。
SRAMフル・マウント・チェーン長ガイドを参照するか、またはSRAM AXSアプリを使用して、チェーンリングのサイズとチェーンステイの長さを基に、お使いの自転車に対するチェーンの長さを決定します。
SRAMフル・マウント・チェーン長ガイドまたはSRAM AXSアプリにアクセスできない場合は、 チェーン長の表 のセクションを参照して、お使いのチェーンリングのサイズとチェーンステイの長さの組み合わせに対するチェーンの長さを決定します。
SRAMフル・マウント・チェーン長ガイドは、最も正確な推奨値を提供します。可能な場合は常に使用し、またデフォルト値として参照するために使用してください。チェーン長ガイドが提供する推奨値は、チェーン長の表の値とは異なる場合があります。
1. ガイドまたはアプリで決定したチェーン・リンクの数まで、126から少ない方へと数えていきます。
2. 承認されているチェーン分割ツールを使用して、インナー・リンクの箇所でチェーンを分割します。チェーンは、きちんと脇に置いておきます。
* 自転車によっては、通常のアフターマーケットのチェーンよりも長いチェーンが必要になるものがあります。場合によっては、さらなるPowerLockをシステムに追加することで、正しい数のリンクを得ることができます。さらなるPowerLockは、必ず接続用のPowerLockの位置からできる限り離れた位置に追加してください。
** 114リンクのフラットトップ・チェーンを使用している場合は、そこまできちんと数えてください。
承認されているチェーン・ツールの一覧は、Eagle、Flattopおよび11速チェーンに適合するツールの適合性マップを参照してください。
3. ケージに記されたギアのアイコンがケージ・モード・ボタンのピンを通過するまで、ディレイラー・ケージを前に回転させます。
4. ケージ・モード・ボタンを押して、ディレイラー・ケージをセットアップ・モードに設定します。
SRAM XPLR AXSのセットアップ・コグはギア6(21T) です。
5. 右側のシフターのレバーを押して、ディレイラーを完全にアウトボードのポジションにシフトさせます。あるいは、ディレイラーのAXSボタンを押して放し、ディレイラーを1度に1ポジションずつアウトボードに動かし、完全にアウトボードのポジションにします。
6. 左側のコントローラーを完全なアウトボード・ポジションから7回シフトして、ディレイラーを21Tセットアップ・コグ(ギア6)に位置させます。
あるいは、ディレイラーのAXSボタンの2回押しを7回行い、ディレイラーをインボードに動かし、セットアップ・コグのポジションにします。
ディレイラーを取り付ける前に、UDHをフレームから取り外す必要があります。
7. UDHボルトを右に回します。
UDHボルトは逆ネジです。ボルトを緩めるには、右に回します。
8. ボルトとワッシャーをハンガーのスレッドから取り外します。
9. UDHハンガーを後方に回転させて、ポケットからハンガーを外します。
10. UDHハンガーをフレームから取り外します。
11. マウント・ボルトを取り外します。
12. ブッシング・フレーム・インサートを取り外します。
フレームを清掃し、グリスや埃を取り除きます。
13. ブッシング・フレーム・インサートをフレームに取り付けます。
1. 刻み付きリングを、リング・ストップに接触するまで、右に回転させます。リング・ストップが、刻み付きリングの2つのホーンの間にあることを確認してください。
2. マウント・ボルトのスレッドとボルト・フランジの下部にグリスを塗布します。
3. フル・マウントをハンガーレスの接地面とブッシングのフレーム・インサート上にスライドさせて、ディレイラーを取り付けます。
4. マウント・ボルトを取り付け、右に回し、きちんと締めて収めます。
5. マウント・ボルトを左に完全に1回転させて緩めます。
6. ケージに記された鍵のアイコンがケージ・モード・ボタンのピンを通過するまで、ディレイラー・ケージを前に回転させます。
7. ケージ・モード・ボタンを押して、ディレイラー・ケージをオープン・モードに設定します。
8. アクスルを取り付ける前に、スルー・アクスルのスレッドにグリスを塗布します。
9. スルー・アクスルとホイールをメーカーの使用説明書に従って取り外します。'
10. アクスルをきちんと所定の位置に締め付けます。
11. スルー・アクスルを左に完全に1回転させて緩めます。
スルー・アクスルを1回転させて緩めないと、システムは正しく取り付けられません。スルー・アクスルは、取り付けの最終段階で締め付けます。
チェーンが適切なサイズに切断されていることと、ディレイラーがセットアップ・コグにシフトされていることを確認します。
E-Bikeは、作業を始める前に電源を必ずオフにしてください。
12. 適切なサイズに調節したチェーンを、チェーンの平らなエッジがカセットの逆に向くようにして、21Tセットアップ・コグに設置し、ディレイラー・プーリーに通してルーティングします。チェーンがケージのタブとアッパー・プーリーの間にルーティングされていることを確認してください。
正しくセットアップするには、チェーンはカセット・コグの歯にきちんと噛み合っていなければなりません。
13. 両方のチェーンの端を引っ張ります。
14. PowerLockを取り付けます。PowerLockのコネクター・リンクを両側から押し入れます。
PowerLockを所定の位置でロックする前に、チェーンが進む方向に矢印が向いていることを確認してください。一度ロックしたら、そのPowerLockは再び使用してはなりません。
15. ディレイラー・ケージを前に回転させ、ケージ・モード・ボタンを完全に伸張したポジションからリリースします。
16. ディレイラー・ケージ上で、ギアのアイコンがケージ上で見える状態でケージ・モード・ボタンがロックされるように、ケージの位置を設定します。ケージ・モード・ボタンを押して、ディレイラー・ケージをセットアップ・モードに設定します。
指を挟む危険性
ディレイラーにはスプリングが組み込まれており、オープン・モードのポジションから急に戻ります。挟まれる箇所に指を置かないでください。
PowerLockの取り付けにチェーン・リンク・プライヤーを使用しない場合は、ステップ19に進んでください。
17. それぞれのPowerLockの位置が、きちんと揃って正しく噛み合っていることを確認します。
18. チェーン・リンク・プライヤーを使用して、PowerLockをロックします。
PowerLockは1度しか使用できないように作られています。PowerLockは、チェーン・リンク・プライヤーのみで取り外すことができ、再度使用することはできません。新しいチェーンを取り付けるたびに、新しいPowerLockを使用してください。PowerLockを再度使用すると、チェーンが破損して 事故を引き起こす危険性があります。
19. PowerLockがチェーンステイの上に来るまで、クランクを回転させます。
20. それぞれのPowerLockの位置が、きちんと揃って噛み合っていることを確認します。
21. リア・ブレーキをかけ(21a)、クランクアームをしっかりと下に押して(21b)、PowerLockをロックします。PowerLockがきちんとロックされると、カチッと収まる音と感触がします。
22. PowerLockが自由に動くことを手で確認します。
PowerLockは1度しか使用できないように作られています。PowerLockは、チェーン・リンク・プライヤーのみで取り外すことができ、再度使用することはできません。新しいチェーンを取り付けるたびに、新しいPowerLockを使用してください。PowerLockを再度使用すると、チェーンが破損して 事故を引き起こす危険性があります。
開始する前に、以前のセクションで行った以下の作業が完了していること必ず確認してください。
リア・アクスルとマウント・ボルトが両方とも完全に1回転させて緩められている。
ディレイラーがセットアップ・モードのポジションにある。
チェーンがセットアップ・コグにある。
PowerLockが閉じられている。
1a. XPLRのディレイラーのロワー・ケージを後ろに引いて、チェーンのたるみを取ります。
1b. クランクを前に2回転させながら、チェーンがセットアップ・コグに留まっていることを確認しつつ、ロワー・ケージを後ろに引き続けます。
2. ディレイラーのロワー・ケージを後ろに引き続けながら(1a)、マウント・ボルトを締め付けます。締め付けた後、ロワー・ケージを放します(3)。
マウント・ボルトを締め付けた後に、チェーンにたるみがまだある場合は、マウント・ボルトを緩め、ステップ1と2を繰り返してください。
4. 刻み付きリングの印が、ディレイラーのフル・マウントの印に揃っていることを確認します。
印が揃っていない場合は、アクスル・マウント・ボルトを1回転分緩め、 刻み付きリングをリング・ストップに接触するまで回転させます。 その後、ステップ1~3を繰り返してください。
5. フレーム・メーカーまたはアクスル・メーカーの使用説明書に従って、リア・アクスルを指定されたトルク値で締め付けます。'
6. ケージを前に回転させて、ケージをセットアップ・モードからライド・モードへとリリースし、次にケージを慎重にアンロックのポジションに戻させます。
スルー・アクスルを締め付ける前にディレイラーをライド・モードにしないと、ディレイラーが間違ったポジションに固定されてしまう可能性があります。
リア・ディレイラーの位置をMicroAdjustでファイン・チューニングし、リア・ディレイラーのシフト性能を最大限に発揮できるようにして、不要なきしみ音を取り除きます。MicroAdjustは、すべてのコグにわたってポジションに影響を与えます。各コグに対して、個別の調節はできません。
シフト・パドルを内側に押しながら(1b)、シフターAXSボタンを押して保持します(1a)。左シフターを使用してディレイラーをインボードに調節し、インボード・コグへのシフティングを改善します。右シフターを使用してディレイラーをアウトボードに調節し、アウトボード・コグへのシフティングを改善します。
リア・ディレイラーに動きがないように見えるかもしれません。LEDの点滅に注目し、調節動作が行われたことを確認します。
自転車の設定時にシフターのAXSボタンが備わっていなかったり、AXSボタンにアクセスできない場合は、 代わりにSRAM AXSアプリを使用して、MicroAdjustによるファイン・チューニングを行ってください。
これで、システムの取り付けは完了です。システムには、調節ネジはありません。お使いの自転車でチェーンリングのサイズを変更する場合は、すべての取り付け手順を繰り返す必要があります。
チェーンリングのサイズまたは自転車のジオメトリーを変更する際に、またはチェーンを交換した後に、取り付け手順をすべて最初からやり直さなかった場合は、システムに損傷が生じるか、あるいはドライブトレインの性能に支障が生じる可能性があります。
このセクションでは、お使いのチェーンリングのサイズとチェーンステイの長さの組み合わせに対するチェーンの長さを決定方法について説明します。SRAMフル・マウント・チェーン長ガイドまたはSRAM AXSアプリにアクセスできない場合は、下の表を使用してください。
SRAMフル・マウント・チェーン長ガイドは、最も正確な推奨値を提供します。可能な場合は常に使用し、またデフォルト値として参照するために使用してください。チェーン長ガイドが提供する推奨値は、チェーン長の表の値とは異なる場合があります。
1. ボトム・ブラケットの軸からハブの軸までの直線距離を計測します。これがチェーンステイの長さ(A)です。
2. 下の表でお使いの自転車のチェーンリングとチェーンステイ長(A)の組み合わせを参照して、必要なチェーン・リンクの長さを決定してください。
表の紫色のブロック:自転車によっては、必要な長さにするため、アフターマーケットのチェーンが複数必要になる場合があります。2つめのチェーンに適合するPowerLockを使用してチェーンをつなぎ、使用したPowerLockがそれぞれ最も離れた位置になるようにします。
表のオレンジ色のブロック:自転車のチェーンステイ長が415 mm未満の場合は、チェーンラインが標準的な45 mmのクランクを使用してください。
3. 表で決定したチェーン・リンクの数まで、126から少ない方へと数えていきます。
承認されているチェーン分割ツールを使用して、インナー・リンクの箇所でチェーンを分割します。
** 114リンクのフラットトップ・チェーンを使用している場合は、そこまできちんと数えてください。
承認されているチェーン・ツールの一覧は、Eagle、Flattopおよび11速チェーンに適合するツールの適合性マップを参照してください。
4. 「XPLR AXSシステムの取り付け」マニュアル内のチェーンの取り付けセクションに進んでください。
シフトを行うとLEDが点灯します。LEDの色は、残りの乗車可能時間を示しています。充電に関する説明は、SRAMの電池および充電器ユーザー・マニュアルを参照してください。
シフトが拒否されると、リア・ディレイラーのLEDは、赤色と緑色に点滅します。ロックアウトされたチェーンリング/コグの組み合わせへの移行を試みたとき、または気温が-15 °C以下の状態でシフトがリクエストされたときには、シフト拒否が生じる可能性があります。
安全な取り扱い方法について、電池メーカーの説明書を参照してください。
電池は子供の手の届かない場所に保管してください。
電池は口の中に入れないでください。
飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けてください。
電池を取り外す際は、尖った物を使用しないでください。
乳児や幼児による誤飲を抑制するための苦味成分が塗布された電池は、電池と端末の接続を阻害する可能性があり、動作に問題が生じる場合があります。
1. フードのカバーを前に折り曲げます。
電池カバーの取り外しと取り付けを行う際は、必ず電池カバー全体を露出させてください。
2. コインを使用して、電池カバーを止まるまで左に90度回転させます。
3. 電池カバと電池を取り外します。
4. 新しいCR2032コイン型電池を、プラス+の印をカバー内に向けて挿入します。
5. 電池カバーのO-リングが溝の中に正しく取り付けられていることを確認したら、電池と電池カバーをフード内に挿入します。
6. コインを使用して、電池カバーを止まるまで右に90度回転させます。
AXS HRDシフト・ブレ―キ・レバーの電池カバーは、すべてに対応しているわけではありません。詳細は、スペア・パーツ・カタログを参照してください。
電池コンパートメントが確実に閉まらない場合は、製品の使用を中止し、子供の手の届かない場所に保管してください。
7. フードのカバーを元に戻します。
トラブルシューティングの作業時には、キャリパーのピストンにブレーキ・オイル、フルード、またはグリスを塗布しないでください。ブレーキ・オイル、フルード、またはグリスをピストンに塗布すると、ブレーキの性能に支障が生じます。
お使いのブレーキのレバーの入切が過度であったり、感触が柔らかすぎたりする場合は、システムのブリーディングを行う前に、以下のステップを実行してください:
1. 自転車を作業用スタンドに固定します。
2. 対象のキャリパーからホイールを取り外します。
3. ブレーキ・パッドを取り外します。ブレーキパッドの摩耗を計測します。パッドが最低限の厚さ未満になっていたら、パッドを交換します。
4. パッド固定ボルトを取り付けます。
5a. ロード・ブレーキの場合: ピストン・マッサージ・スペーサーまたは適切なパッド・スペーサーの厚い側を、キャリパーを通してすべてのピストンの間に取り付けます。
5b. MTBブレーキの場合: ピストン・マッサージ・スペーサーまたは厚さが1.85 mmのローターを、キャリパーを通してすべてのピストンの間に取り付けます。
6. 両方のピストンが動き、使用しているスペーサーに接触するまで、ブレーキ・レバーを数回握ります。一方のピストンが他方よりも速く動くことがありますが、これは正常です。ピストンがスペーサーに接触するまでレバーを続けて握ってください。
7. ピストン・マッサージ・スペーサー、パッド・スペーサー、または厚さが1.85 mmのローターを取り外します。
8. プラスチック製のタイヤ・レバーを使用して、ピストンを両方ともキャリパーのボアに押し戻します。
9. 両方のピストンがスムーズに動くようになるまで、ステップ5~ 8の作業を繰り返します。
10. キャリパーからスペーサーとパッド固定ボルトを取り除き、ブレーキ・パッドを取り付けます。
11. ブレーキ・パッドの間にパッド・スペーサーの薄い方の側を取り付けます。
12. パッドがスペーサーに接触するまで、ブレーキ・レバーを軽く(約1.8キロの握力で) 5回握ります。スペーサーを取り外します。
13. ホイールを取り付けます。
14. キャリパー取り付けボルトを緩めます。
15. ブレーキ・レバーを軽く(約1.8キロの握力で) 数回握り、ブレーキ・パッドをローターから適切な距離に位置させます。
16. キャリパーをローターの中心に位置させ、キャリパー取り付けボルトを、該当のユーザー・マニュアルが指定しているトルク値で締め付けます。
17. ホイールを回転させて、ブレーキの機能を確認します。ピストンが支障なく動き、ブレーキ・レバーのスロー(動きの範囲) が過度であってはなりません。
ブレーキの性能に改善が見られない場合、または過度なレバーの動きが減少しない場合は、システムのブリーディングを行う必要があります。システムのブリーディングを行ってもブレーキ機能の問題が解決しない場合は、キャリパーの整備が必要になる可能性があります。手順の説明は、ディスク・ブレーキの整備マニュアルを参照してください。
トラブルシューティングの作業時には、キャリパーのピストンにDOTブレーキ・フルードまたはグリスを塗布しないでください。DOTブレーキ・フルードまたはグリスがブレーキの動作に支障を与え、ローターの擦れを引き起こすことがあります。
パッド・スペーサーまたはローターをキャリパー内に取り付けずにブレーキ・レバーを握った場合は、パッドのギャップが縮小していることがあります。ギャップが縮小していると、キャリパー内でローターに十分な隙間がない可能性があり、回転時にローターが擦れてしまいます。パッドのギャップをリセットするには、以下の手順を実行してください:
対象のキャリパーからホイールを取り外します。
ブレーキ・パッドの間にパッド・スペーサーの厚い方の側を取り付けます。
ブレーキ・レバーを強く(約10キロの握力で)5回握ります。
キャリパーからスペーサーを取り除き、ブレーキ・パッドの間にパッド・スペーサーの薄い方の側を取り付けます。
ブレーキ・レバーを軽く(約2キロ以下の握力で)5回握ります。
パッド・スペーサーを取り外します。
ホイールを取り付け、キャリパーを中心に位置させます。
1. 古いアッパー・プーリーを取り外します。
2. 新しいプーリーを、エッチングされた文字がインボードに向くようにします。アッパー・プーリーにはUの文字が記されています。
3. スペーサーを、平らな面を外側に向けてプーリーに取り付けます。新しいプーリーを取り付けます。
4. アッパー・プーリーのボルトを締めます。
5. 古いロワー・プーリーを取り外します。
6. 新しいプーリーを、プーリーの歯にあるドットがアウトボードに向くように設置します。
7. スペーサーを、平らな面が外側を向くように取り付けます。新しいプーリーを取り付けます。
8. ロワー・プーリーのボルトを締めます。
Bテンションボルトの取り外し
1. 5 mmのヘクサレンチを万力にしっかりと挟み、Bテンション・ボルトを5 mmのヘクサレンチの上に取り付けて、正しい位置に保持します。
眼を損傷する危険性
サークリップを取り外す際は、必ずゴーグルを着用してください。
2. 1本目のピックでサークリップの回転を防ぎ、2本目のピックでサークリップを広げてBテンション・ボルトの溝の外に出し、Bテンション・ボルトのねじ山の上に動かします。
サークリップを左に回してBテンション・ボルトから取り外します。
3. B-ワッシャーをディレイラーから取り外します。
4. 波型スプリングをBテンション・ボルトから取り外します。
5. Bテンション・ボルトを取り外します。
Bテンション・ボルトの取り付け
取り付ける前に、すべての部品を完全にきれいにします。
1. Bテンション・ボルトの外径周りにグリスを薄く塗布します。
2. Bテンション・ボルトをディレイラーに取り付けます。
3. Bテンション・ボルトに波型スプリングを取り付けます。
4. 5 mmのヘクサレンチを万力にしっかりと挟み、Bテンション・ボルトを5 mmのヘクサレンチの上に取り付けて、正しい位置に保持します。
5. Bワッシャーを取り付けます。
眼を損傷する危険性
サークリップを取り付ける際は、必ずゴーグルを着用してください。
6. 1本目のピックでサークリップの回転を防ぎ、2本目のピックでサークリップを広げてBテンション・ボルトのねじ山から外し、Bテンション・ボルトの溝の中に動かします。
ケージ・モード
ケージ・モード・ボタンを使用して、ディレイラー・ケージをさまざまなモードに設定します。
オープン・モード:リア・ホイールの取り外しと取り付けを行うため、ディレイラー・ケージが完全に伸張します。
セットアップ・モード:ケージをKey Lineに合わせるため、ディレイラー・ケージがわずかに伸張します。
ライド・モード:ケージ・モード・ボタンが押されておらず、ディレイラー・ケージがアンロックされ、かつ伸張されません。
取り付けとセットアップが終了したら、必要に応じてリア・ホイールを取り外し、再度取り付けることができます。ホイールの取り外しと取り付けを行うには、ディレイラーをオープン・モードにします。リア・アクスル・ボルトを締め付ける前に、ケージ・モード・ボタンをリリースし、ディレイラーをライド・モードに設定する必要があります。
スルー・アクスルを締め付ける前にディレイラーをライド・モードにしないと、ディレイラーが間違ったポジションに固定されてしまう可能性があります。
フル・マウントの作業は、SRAM RED XPLR AXS、Force XPLR AXS、およびRival XPLR AXSの各ディレイラーにおいて、同じ手順で行うことができます。この説明ではRED XPLR AXSディレイラーの画像を使用しています。
保守点検の前に、ディレイラーから電池を取り外し、電池ブロックを取り付けてください。
1. マウント・ボルトを左に回して取り外します。
2. ブッシング・フレーム・インサートを取り外します。
3. 刻み付きリングを取り外します。
4-5. 刻み付きリングを取り付け、刻み付きリング・ストップに接触するまで、右に回転させます。リング・ストップが、刻み付きリングの2つのホーンの間にあることを確認してください。
6. ブッシング・フレーム・インサートを、平らな側をアウトボードに向けて取り付けます。
7. マウント・ボルトを取り付けます。
ディレイラーの取り付けとセットアップを行うため、準備、設置、および締め付けのセクションへ進みます。
電池ラッチは、すべてのロードXPLR AXSディレイラーと、GXおよびS1000 Eagle Transmissionディレイラーに適合しています。
電池ラッチは、XXSL、XX、およびX0 Eagle Transmissionディレイラーには適合して いません。
1. 電池ラッチを開きます。
2. SRAMの電池を取り外します。
3. ラッチを引いてディレイラーから離し、取り外します。
4. 新しい電池ラッチを取り付けます。正しく取り付けると、ラッチが所定の場所にカチッと収まります。
5. SRAMの電池をディレイラーに取り付けます。
6. 電池ラッチを閉じます。
正しく取り付けると、ラッチが所定の場所にきちんと収まり、LEDが緑色に1回点滅します。
ディレイラー・ケージの交換およびダンパー・アセンブリは、SRAM RED XPLR AXS、Force XPLR AXS、およびRival XPLR AXSの各ディレイラーで互いに置き換えが可能です。
作業を行う前に、ディレイラーを セットアップ・コグのポジション (Z6) にシフトさせます。
指を挟む危険性
ケージが緩んだら、ケージとディレイラー・ボディの間に指が挟まれないように、ケージは外側から保持してください。
1. ディレイラー・ボディを保持し、ケージを右に回転させて、Pナックルからリリースします。
2. ケージを取り外します。
3. 新しいケージをPナックルに取り付けます。
プーリー・ケージの作業は、SRAM RED XPLR AXS、Force XPLR AXS、およびRival XPLR AXSの各ディレイラーにおいて、同じ手順で行うことができます。この説明ではRED XPLR AXSディレイラーの画像を使用しています。
ケージをディレイラー・ボディから取り外します。
1. プーリー・ボルトを取り外します。
2. プーリーとスペーサーを取り外します。
3. インナー・ケージを取り外します。
4. 図示したようにプーリーの向きを整えます。スペーサーを、平らな面が外側を向くように取り付けます。
5. 新しいプーリーとインナー・ケージを取り付けます。
6. プーリー・ボルトを締めます。
アウター・パラレログラムとブッシングの交換は、SRAM RED XPLR AXS、SRAM Force XPLR AXS、およびSRAM Rival XPLR AXSにおいて、同じ手順で行うことができます。この説明ではSRAM RED XPLR AXSディレイラーの画像を使用しています。
XPLRのパラレログラムのパーツは、SRAM Eagle Transmissionディレイラーには適合 しません。
ディレイラーを完全に アウトボードのポジションにシフトさせます。保守点検の前に、ディレイラーから電池を取り外し、電池ブロックを取り付けてください。
指を挟む危険性
Pナックルにはスプリングが組み込まれており、急に戻ります。挟まれる箇所に指を置かないでください。
1. Pナックルを後方に保持します。
2. ロワー・パラレログラムのボルトを取り付けます。
3. アッパーおよびロワー・パラレログラムを取り外します。
オプショナル: ブッシングの交換
ブッシングと取り外すと、ブッシングが損傷してしまいます。その場合は、新しいブッシングと交換する必要があります。
4. ヘクサ・レンチを使用して、アッパーおよびロワー・アウター・リンクから4つのブッシングを取り外します。ブッシング・ボアをきれいにします。
5 . ブッシングを、それぞれのアウター・リンクのブッシング・ボアに押し込みます。ブッシングを押し込むには、硬い表面を使用する必要があるかもしれません。
6. ブッシングの内側にグリスを塗布します。
アウター・パラレログラムの取り付け
アウター・パラレログラム・リンクの取り付け
7 . Pナックルを後方に保持します。
8 . アッパー・パラレログラムを取り付けます。
9 . ロワー・パラレログラムを取り付けます。
10 . スレッドロックを塗布した新しいネジを取り付けて締めます。
スキッド・プレートの交換は、SRAM Force XPLR AXSおよびSRAM Rival XPLR AXSにおいて、同じ手順で行うことができます。この説明ではSRAM Force XPLR AXSディレイラーの画像を使用しています。
SRAM Force XPLRとSRAM Rival XPLRのスキッド・プレートは、交換が 可能です。
SRAM Force XPLRとSRAM Rival XPLRのスキッド・プレートは、SRAM RED XPLR AXSには適合 しません。
作業を行う前に、ディレイラーを最も インボード (Z1) へとシフトさせます。
ディレイラーから電池を取り外します。
電池ブロックは取り付け ないでください。スキッド・プレートのネジを塞いでしまいます。
1. スキッド・プレートのネジを取り外します。
2. パラレログラムからスキッド・プレートを取り外します。
3a. 最初に挿入したトップの角度で新しいスキッド・プレートを取り付けます。
3b. 新しいスキッド・プレートを正しい位置に収めて取り付けます。
4. ネジを取り付けて締めます。
このセクションでは、SRAMネジ式チェーンリング取り外しツールを使用して、スレッドマウント・チェーンリングをパワー・メーターから取り外す手順について説明します。
スレッドマウント・チェーンリングの取り外す際は、パワー・メーターとスレッドマウント・リングの損傷を避けるため、適切なツールを使用する必要があります。
SRAMネジ式チェーンリング取り外しツールMTB ROAD (00.6218.065.000) は、スレッドマウント・リングの付いたすべてのSRAMパワー・メーター (1xおよび2x) と共に使用するよう設計されています。このツールは、すべてのネジ式チェーンリングの適切な取り外しに必要です。
SRAMネジ式チェーンリング取り外しツール (00.6218.042.000) は、スレッドマウント・リングの付いた1xパワー・メーターのみと使用するよう設計されています。このツール (00.6218.042.000) は、スレッドマウント・リングの付いた2xパワー・メーターには使用 しないでください。
スレッド式チェーンリングは、固定ギアの自転車には決して使用しないでください。適合性については、フレーム・メーカーにお問い合わせください。
1. クランクセットを自転車に取り付けたまま、 ドライブ側のペダルを取り外します。
2 . ドライブ側のクランクセットを自転車から 取り外します。非ドライブ側のスピンドルは 取り付けたままでも構いません。
スレッド式チェーンリングを取り外す前に、ドライブ側のクランクセットをフレームから取り外す必要があります。ドライブ側のクランクセットをフレームから取り外さないと、フレームおよび/またはクランクセットが損傷する可能性があります。
3. チェーンリングの内側からバックアップ・ピンを 取り外します。
4. SRAMネジ式チェーンリング取り外しツールのスタッドをクランクアーム・ペダルに手で回し入れます。
スレッドマウント・チェーンリングの取り外す際は、パワー・メーターとスレッドマウント・リングの損傷を避けるため、適切なツールを使用する必要があります。
SRAMネジ式チェーンリング取り外しツールMTB ROAD (00.6218.065.000) は、スレッドマウント・リングの付いたすべてのSRAMパワー・メーター (1xおよび2x) と共に使用するよう設計されています。このツールは、すべてのネジ式チェーンリングの適切な取り外しに必要です。
SRAMネジ式チェーンリング取り外しツール (00.6218.042.000) は、スレッドマウント・リングの付いた1xパワー・メーターのみと使用するよう設計されています。このツール (00.6218.042.000) は、スレッドマウント・リングの付いた2xパワー・メーターには使用 しないでください。
5. ツール・ボディ・ネジを、スロットの内側から 見えなくなるまで緩めます。ネジは完全に 取り外さないでください。
6-7. ツールの前部の位置に来るように、ツール・ボディをスタッド・ツールに取り付けます。ツール・ボディを前方にスライドさせ、 スタッド全体にスライドできることを確認します。
8. クリップを取り付けたツール・チェーンを、歯に噛み合わせてチェーンリングに巻きつけます。
9. チェーンがチェーンリングの正しい歯に揃わない場合は、チェーンのアウター・リンクが厚い歯に揃い、チェーンがすべての歯に噛み合うまで、ツールをスライドさせます。スタッドがツール・ボディのスロット内に留まっていることを確認します。
10. チェーンがぴんと張るまでツール・ネジを手で締めます。
11. クランクセットを平らな表面に置きます。チェーンリングが解放されるまで、ツール・ネジを締めます。'「ポン」'という音がしますが、これは通常のことです。ネジが 終端まで到達してもチェーンリングが緩まない場合は、テンションをリリースしてチェーンを再度取り付け、前のステップを繰り返してください。
ツール・ネジを締め付ける際は、8 N·mのトルク値を超えないようにしてください。この値を超えるとチェーンリングが損傷する可能性があります。チェーンリングが緩まない場合は、 ツールを取り外し、ステップ6~11の手順を繰り返してください。
12-13. チェーンを取り外します。緩めたチェーンリングを左に回して取り外します。ツール・ボディをスタッドから取り外します。スタッドをクランクアームから取り外します。
1. パワー・メーター・スレッドの清掃。スレッドに グリスを塗布します。
2. スパイダーとチェーンリングの白いドットが揃うように、新しいチェーンリングをパワー・メーター・スパイダーの インボード側に位置させます。
3. チェーンリングを右に約45度回転させながら同時に内側に向けて押し付け、 チェーンリングを完全に正しい位置にはめ込みます。ライドを行えばチェーンリングは 完全に締め付けられます。
チェーンリングの締め付けには、いかなるツールも使用しないでください。クランクセットを損傷する可能性があります。
4. スロットにバックアップ・ピンを取り付けます。
5. ピンを締め付けます。
電池の腐食によってペダル・センサーが恒久的に損傷するのを防ぐため、非充電式のAAA(単四)リチウム/二硫化鉄乾電池(Li/FeS2)のみを使用してください。ペダル・センサーには、充電式のリチウム(Li-ion)電池、アルカリ乾電池、ニッケル・水素(Ni-MH)充電式電池は使用しないでください。
電池スレッドには、AAA(単四)リチウム電池のみを使用してください。
1. スライド・ロックをLED方向に押し込みます。
2. 電池ホルダーのキャップを右に回します。
3. 電池ホルダーを取り外します。
4. AAA (単四)リチウム電池を取り外します。
電池を取り外す際は、金属製のツールを使用しないでください。
5. 新しいAAA(単四)リチウム電池を、正しい向きに取り付けます。
ペダル・センサーに必要な電池は、AAA (単四)二硫化鉄リチウム乾電池(Li/FeS2)です。ペダル・センサーには、AAA (単四)二硫化鉄リチウム乾電池(Li/FeS2)のみを使用してください。
電池スレッドには、AAA(単四)リチウム電池のみを使用してください。
6. 電池ホルダーの溝をクランク・スピンドルの溝に合わせ、電池ホルダーを取り付けます。
7. 電池ホルダーを押し込み、キャップを左に止まるまで回します。スライド・ロックが解除され、電池スレッドがクランク・スピンドルにロックされます。
1. 電池カバーを取り外します。
2. 電池コンパートメントを取り外します。
3. 電池を取り外します。
4. 新しいCR2032コイン型電池を、プラス+の印をコンパートメント内に向けて挿入します。
5 . コンパートメントを手で締めます。
6 . 電池カバーを取り付けます。
最良のブレーキ性能を確実に発揮できるよう、SRAMでは、ブレーキのブリーディングを最低1年に1回行うことを推奨しています。ブリーディングの手順は、www.sram.com/serviceに掲載されています。
ローター・ボルト、クランプ・ボルト、キャリパー・ボルトが、正しいトルク値で締められていることを定期的に確認します。決して、ボルトが緩んだ状態で乗らないでください。
ディスクブレーキパッドの摩耗を毎月確認します。バッキング・プレートとパッド素材の厚さが3 mm以下になったら摩耗の証拠です。新しいディスク・ブレーキ・パッドと交換する必要があります。
ローターは、厚さが1.55 mm以下になった場合、またはブレーキ・パッド素材を取り換える際に、交換してください:
電子コンポーネントは、定期的にクリーニングを行うことが推奨されています。
湿った布を使用して、汚れやゴミを拭き取ってください。石鹸と水のみを使用して、コンポーネントを清掃します。水でよくすすぎ、コンポーネントを乾かしてください。
クリーニングの前に、SRAMの電池を取り外し、トランスミッションに電池ブロックを取り付けてください。
コンポーネントは高圧洗浄機で清掃しないでください。
酸性剤またはグリス溶解剤を使用しないでください。コンポーネントを洗浄剤や液体に浸したり保管したりしないでください。化学クリーナーと溶剤は、プラスチック製のコンポーネントに損傷を与える可能性があります。
クランクセットとボトム・ブラケットの遊びを検査し、必要であれば締め付けます。クランクセットとボトム・ブラケットを、水と弱い石けんのみで洗浄します。
ボトム・ブラケットは、スムーズに回転しなくなったら交換してください。
クランクセットまたはボトム・ブラケットは高圧洗浄機で清掃しないでください。
トルク基準値に関する完全な情報は、www.sram.com に掲載されているチェーンリングおよびスパイダー・ユーザー・マニュアルを参照してください。
チェーンリング・ボルトの確認を怠ると、チェーンリング・ボルトがチェーンリングから外れる可能性があります。
1. 8 mmのヘクサ・レンチを使用して、クランク・アームのボルトを緩めます。
2. ドライブ側のクランク・アームを取り外します。
3. ゴム製またはプラスチック製のマレットで、ドライブ側からスピンドルを軽く叩きます。
4. クランク・アームを取り外します。
5. プリロード調節器が回転するまでボルトを緩めます。ギャップが1 mmを超えないようにしてください。
6. プリロード調節器を、止まるまで、またはクランクアームに接触するまで、調節器の矢印とは逆方向に回します。
性能を維持し、カセットとチェーンリングの摩耗を抑えるため、伸張が0.8%に達したら、チェーンを交換してください。
フラットトップ・チェーンは、10/11速のロード・チェーンより長持ちします。
承認されているチェーン・ツールの一覧は、 Eagle、Flattopおよび11速チェーンに適合するツールの適合性マップを参照してください。
ドライブトレインを常に清掃され潤滑油を塗布した状態に保つことは、システムの性能と製品コンポーネントの耐用年数を格段に延長するのに役立ちます。
チェーン、カセット、およびチェーンリングは、頻繁に使用した後や、ぬかるみ、土埃、その他の悪条件の中でライドした直後に、清掃することが推奨されています。
カセット、チェーンリング、およびチェーンのクリーニングには、生分解性の非酸性洗浄剤のみを使用してください。水で全体をよくすすぎ、布できちんと拭くか、圧縮空気をかけて乾かしてください。
チェーンに、指定されたチェーン用潤滑油を塗布します。余分な潤滑油を拭き取ります。
事故の危険性
チェーンとカセット・コグのクリーニングには、アルカリ性または酸性の溶剤は使用しないでください。チェーンまたはカセットは、いかなる洗浄剤であっても、それらに浸したり、それらの中に保管したりしないでください。もろくなって最大負荷未満でも損傷して事故を招き、重傷および/または死亡につながる危険性があります。
カセットを生分解性の洗浄剤のみを使用して洗浄します。パーツを水でよくすすぎ、乾かしてから、チェーン用潤滑油をチェーンに塗布します。チェーンの寿命を延ばすため、定期的に潤滑油を塗布します。'
事故の危険性
チェーンとカセット・コグのクリーニングには、アルカリ性または酸性の溶剤は使用しないでください。チェーンまたはカセットは、いかなる洗浄剤であっても、それらに浸したり、それらの中に保管したりしないでください。もろくなって最大負荷未満でも損傷して事故を招き、重傷および/または死亡につながる危険性があります。
保管条件:気温は-40℃ から70℃まで(-40°Fから158°Fまで)、湿度は10%から85%まで
動作条件:気温は-10℃ から40℃まで(14°Fから104°Fまで)、湿度は0%から100%まで
コンポーネント耐用年数:5年
長期間保管するとき、および自転車を運搬するときは、電池の寿命を保持するため、SRAMの電池を取り外してください。電池を保管する際は、最低50%の充電レベルにしてください。
自転車を運搬するとき、または長期間使用しないときは、SRAMの電池を取り外し、電池ブロックと電池カバーを取り付けてください。SRAMの電池を取り外さないと、電池が消耗する可能性があります。
電池とAXSコンポーネントの端子をカバーで覆わないと、端子が損傷する可能性があります。
SRAMのチェーンとカセットは、100%リサイクル可能な金属素材を使用しています。
♻ リサイクリングと環境に関する順守事項については、sram.com/en/company/about/environmental-policy-and-recyclingを参照してください。
♻ リサイクリングと環境に関する順守事項については、sram.com/en/company/about/environmental-policy-and-recyclingを参照してください。
コンパクト電池およびフル・サイズ電池のリサイクルに関する情報は、E-Bikeメーカーにお問い合わせください。
SRAMの交換用電池は、純正のSRAMの電池のみです。
AXSコントローラーの交換用電池は、CR2032コイン型電池のみです。
SRAM パワー・メーターの交換用電池は、 CR2032コイン型電池のみです。
ペダル・センサーの交換用電池は、AAA (単四)二硫化鉄リチウム乾電池(Li/FeS2)のみです。
SRAM またはQuarqパワー・メーターの電池スレッドの電池を、 AAA(単四)リチウム電池のみと交換します。
電池のメンテナンスおよび仕様については、SRAMの電池および充電器ユーザー・マニュアルを参照してください。
電池は決して焼却しないでください。